大阪城とフィルハーモニー | 日本のお姉さん

大阪城とフィルハーモニー

夜中に起きたらテレビでは、大植英次指揮の大阪フィル

ハーモニー交響楽団の星空コンサート の番組を再放送していた。

大植英次の指揮は表情も豊かで、見ていてもあきなかった。

しかし、音楽と映像があっているのかどうか、音楽のセンスが

無いのでよくわからない。

でも、タンバリンを打っている場面では、音と映像は合っている。

ずれているわけではないらしい。

演奏者は、指揮者の指揮によく答えることができるもんだ。

指揮者がいるからこそ、奏者もこんなにいい音がだせるんだよね。

大植英次指揮者は、普段の練習の時も、このこんなに表情豊かに

指揮をするのだろうか。

くるみ割り人形「花のワルツ」では、指揮者がくるみ割り人形に

見えたもんね。バイオリンの奏者がとても生き生きとしていた。

管楽器の奏者も情熱的な音を出していた。

大阪城は、大砲の音をだしたら、ものすごく反応したそうだ。

ズドンとやったら、大阪城がズドンとこだまを返したのだそうだ。

「城ってよくできてますね。こちらが大砲を撃ったら響くようにでき

いるんですね。」と指揮者が言っていた。

指揮者がハイになると、演奏者もハイになっていく。

力強い演奏だったように感じた。観客も喜んでいた。

こんな風にアルコールや薬物やなどによらず、音楽という自然な

喜びでハイになれるってすばらしいことじゃないかな。

知り合いのピアノの先生で、大阪フィルハーモニーに友達がいる

人が言っていた。みんな演奏中はものすごく集中しているので、

演奏が終わって集まるとみんなはしゃぎまわって、子供みたいに

なっているそうだ。ここまでバカになれるかというぐらい無邪気に

騒ぐのだそうだ。分かるような気がする。緊張がほぐれて楽しい

気分になっているんだよね、きっと。

全員が演奏が終わったら騒ぐ人だとは思わないけれど、

音楽家って、音楽でハイになれる幸せな人々だと思う。

みんなで至福の時を共有していくって、きっとすばらしい事に違い

ない。今度、大阪城でこんなコンサートがあったら、参加したいな

思った。わたしは、交響詩「ローマの松」“アッピア街道の松”

が好きだった。テレビよりも生音が聞きたいな。あんまりいい

音楽だったので、寝ないで最後まで聴いてしまったよ。

   
      
2006年4月29日(祝・土)18:30開演
大阪城西の丸庭園

大植英次指揮/大阪フィルハーモニー交響楽団
神﨑悠実(ヴァイオリン)

バーンスタイン/ミュージカル「キャンディード」序曲
ドヴォルザーク/交響曲第9番「新世界より」

第2楽章から
チャイコフスキー/組曲「くるみ割り人形」より

“花のワルツ”
ホルスト/組曲「惑星」より“木星”
J.ウィリアムズ/スター・ウォーズ メインテーマ
サラサーテ/ツィゴイネルワイゼン
チャイコフスキー/序曲「1812年」
レスピーギ/交響詩「ローマの松」より

“アッピア街道の松”

最後は聴いたことがあるような、日本的な曲を元気

よく演奏していた。