A猫ちゃんが気管支肺炎になった! | 日本のお姉さん

A猫ちゃんが気管支肺炎になった!

A猫ちゃんは、14歳と6ヶ月(推定)だが、月曜日は元気だったのに、火曜日に


なって急に両方の鼻から鼻水が出だしてぐずぐずしだした。


くしゃみをするたびにハナが飛び散り、声も出にくい。「にゃ~。」と言いたいの


だろうが、出にくいので「、、、キヤア~。」と変な声が出る。


ハナが出るので、息がしにくいようだ。口を開けてハア、、ハア、、、と、荒い息


をしている。肺炎になっているかもしれないと思って、会社を休んで病院に


連れて行った。


それにしても、昨日元気だったのに、なんで急にこんなにひどい風邪をひくの


だろうか。やっぱり年だから、抵抗力がないんだよね。


医者は、A猫ちゃんの背中に点滴と抗生物質とインターフェロンを注射して


くれた。しかし、夜中の二時に起きたら、A猫ちゃんは、息も絶え絶えの状態


になっていた。体も息も熱くて、呼吸も昼間よりも苦しそうだった。目も半開き


でしゅん膜が半分ぐらい出てきて死にそうに見えたので、朝になるの


を待って、病院に連れていくことにした。こんどこそ入院させないと!


その病院は木曜日は休みだったので、ちょっと遠くの病院に連れて行くこと


にした。てまりちゃんという別の猫まで、鼻をグズグズいわせて、ひっきり


なしに咳をしているので、二匹を抱えて病院まで車を飛ばした。


A猫ちゃんは、レントゲンを撮ると、気管支の枝まで白く見える気管支肺炎


だった。熱は、火曜日と同じ39度8分。熱は昨日と同じだが、絶対昨日より


苦しそう。てまりちゃんは、A猫ちゃんより白血球の数値が高くて症状が深刻


だった。ついでに、てまりちゃんが猫エイズにかかっているかどうか検査して


もらったら、なんと猫エイズにはかかっていなかった。


「猫エイズのパンナちゃんとは、分けて飼育してくださいね。猫エイズは濃厚な


接触でうつりますからね。」と医者は警告してくれた。まだ猫エイズになって


いないのだが、なぜ口の中が炎症で真っ赤になっているのだろう?


医者は、猫には猫エイズ以外にカリシウイルスなどの、猫がかかりやすい


病気があって、てまりちゃんも、野良猫をしている間にうつった可能性がある


し、自分の歯石に過敏に反応して常に口内炎がひどい猫もいるのだそうだ。


パンナちゃんという猫は、奥歯を全部抜いてしまったので、歯石による炎症は


以前よりマシになっている。てまりちゃんは、まだ2歳半なのでかわいそうで、


歯を抜いていない。歯石を取ったぐらいでは、炎症はマシになっていない。


とにかくてまりちゃんが、猫エイズを他の猫にうつさないように、別の部屋に


入れて飼うように言われた。てまりちゃんは、夜中に苦しくて助けを求めて


きた。なでてやると、苦しいのにゴロゴロ喉を鳴らすのが不憫だった。


苦しんでいる猫を見ると、できるものなら代わってやりたいと思うが、わたしが


倒れたら、餌をやる者がいなくなるから共倒れだ。飼い猫でも、そう思うなら


子供を持つ親は、子供が病気をして苦しんでいると、きっと「代わって


やりたい。」と、思うんだろうな。猫がいるので、元気に仕事に出ているような


部分もあるような気がする。阪神大震災でも、多くのお年寄りが地震の後で


自殺をしたそうだ。恐い目に会うとブルーになるのか、ウツ病になるのか、


さびしくなるのか、何なんだろう。住み慣れない簡易避難所に住んで、いつも


の仲間から遠く離れてさびしさに耐えかねたのか?


ただ、ペットを飼っている人は、誰ひとり自殺をしなかったそうだ。動物は


人間を癒してくれるのだという証拠だね。老人ホームや病院にアニマルセラ


ピーの団体が、犬を連れて訪問すると、ボケておられて一言もしゃべらない


おばあさんでも起き上がって犬を撫で、「かわいいね。」と言ってにっこり


ほほえむのだそうだ。すごい効果じゃないか?


風邪をひいている猫たちには、ストーブで、部屋を温かくして、加湿器で湯気


をたてて部屋の湿度を高くし、食べやすい餌を置いておくしかできない。


病院では、血液検査の結果、肝臓も腎臓の値もそんなにひどくないので、


入院する必要は無いとのことだった。


6月に死んでしまった猫のB君は、腎臓の数値が最悪だったので、風邪を


ひいても入院する必要があったけど、A猫ちゃんとてまりちゃんは、通院で


大丈夫だと言われた。B君は、入院すると病院で暴れて、先生になかなか


注射をさせなかったそうだ。「B君はね、実はすごく恐かったんですよ。」と医者


が話してくれた。B君が、そんなに恐い猫だったとは、知らなかった。


わたしには、優しかったな。やっぱりわたしのことが、好きだったのだな。


てまりちゃんは、野良猫あがりなので、ご飯を食べているときに、ご飯を


追加してやったり声をかけたりすると、ご飯を食べてはいけないのかと思って、


食べるのを止めて違う部屋に行ってしまう。どうもビクビクしている。


パンナちゃんは、頭をなでようと手を出すと、いつもビクッと目を閉じて首を


きゅっと亀のようにすくめる。以前、飼われていたときに、叩かれていたのかな。


A猫ちゃんは、朝になってちょっと症状がマシになってきた。てまりちゃんは


まだ若いから大丈夫だろう。猫が風邪をひかないようにするには、部屋を温か


くすることと、湿度を高くすることだ。今年の冬から使い出した温風が出る


コタツは猫に良くなかったようだ。毎年使っているホットカーペットを出して


やった。毎年冬に使っていたデロンギ社のオイルヒーターは、ただいま


故障中。風邪の治療にお金を使うぐらいなら、オイルヒーターを買えば


よかったんだよ。