HIVに感染しても、がっちり守られている日本人。だけど、、、。 | 日本のお姉さん

HIVに感染しても、がっちり守られている日本人。だけど、、、。

日本人の場合、HIVに感染したら日本政府が最初からちゃんと保険で


フォローしてくれるそうだ。HIVだと分かったら、初診料も含めた治療費は


5000円程度。月、一回の治療で、毎回3000円から5000円程度の治療


費で済むそうだ。


薬による治療が始まったら、月20万円の薬代がかかる。これも保険適用で


月間の治療費の自己負担額は6万円ほどに減り、身体障害認定を受けると


もっと減るそうだ。本人の収入や治療内容によって、公的援助を受ける割合は


変わってくるが、20代から30代の場合、治療費は高くても、月1~2万円で


済むそうだ。若くて収入が低い場合、薬代が無料になる場合もあるとか。


日本人は、日本政府に守られている。HIVになっても、治療費は、保険料と


税金でまかなわれているのだそうだ。


アメリカでは、ある人がHIVに感染していると分かった場合、患者を診察した


医者が州の健康局に届ける。すると、担当者が感染者とコンタクトを取って、


過去に性的接触があった相手の名前を尋ねるという追跡調査制度がある。


公的機関は、患者と過去に性的接触があった人々に、過去に性的接触が


あった人物がHIV患者であったという事実を教え、検査を受けることを勧める


のだそうだ。

日本ではいっさいそんなことはしない。アメリカでは、個人の自由よりも、


HIVなどの性行為感染症を蔓延(まんえん)させないというシステムが機能


している。


日本では患者のプライバシーは守られている。会社にも、HIV感染の事実を


語る必要も無い。そのかわり、まだHIVに感染していない日本人は、自己


責任で、感染しないように常に注意していなければならないということだ。


HIV患者がHIVを不特定多数の人間に広めるか感染が広がらないように


勤めるかは、全ては患者の自由意志で決定される。


HIV感染者の中には、パートナーやこれから性的接触を持とうとする相手に


自分が感染者であることを語らない人がいる。


日本人は、HIVからは守られていないということだ。


HIIV・エイズ治療を行う病院は、全国に350ヶ所以上あるそうだが、その病院も


患者がうなぎのぼりに増え続けており、このままいくとベット数も足りなくなる日は


近いらしい。日本全国のHIV・エイズ患者数は1万人強。


自分が感染者と知らずに過ごしている人は、その数倍いるそうだ。


日本では、HIVの予防が人の善意のみにまかせられている。


自主的な予防のみがHIVに感染しないための手段だし、早めの検査によって、


HIVに感染しても、投薬による治療で、普通に生活することが可能だ。


免疫力にかかわるCD4というリンパ球の数を見ながら投薬するのだそうだ。。


CD4の数が200まで落ちたらエイズの様々な症状が出てくる。


早めに治療をする方がいいらしい。普通の人のCD4は700~1300なのだ。


HIVウイルスは薬で減らせるが、月60回、一日二回、1回に付き4個ずつ


大きな錠剤を飲み続けなければならないそうだ。それが一生続くのだ。


少しでも服用を怠ると、薬の耐性ができて、二度と効かなくなるので気を抜


けない。最初から、HIVに感染しない努力を続けるべきだ。


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ビッグイッシュー62号の、記事「いま瀬戸際 日本のHIV&エイズ」より


ほんの一部をまとめさせてもらいました。詳しくは雑誌を買ってお読み


ください。


ビッグイッシューは、路上生活者が自分で駅などで販売して生活の糧を少し


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