「地上デジタル放送変更手続き料金」の催促のハガキに騙される人々
テレビの放送方法が2011年からアナログから地上デジタルに変わる
からって、「地上デジタル放送変更手続き料金」のお支払いの催促のハガキに
騙されて、約三万円を振り込んでしまった人々がいる。
テレビの放送の仕方が変わるのは、政府とテレビ局の都合の話だから
一般人は、何も払う事はないのに、それでも騙される。
これは、新聞を読んでいない証拠だ。
デジタル放送が始まるのは、まだまだ先だし、新しいテレビか、チューナーを
買わねばならないようになるのだが、「変更手続き料金」なんて、払わなくても
いいのだ。自分のアナログテレビがちゃんとアナログ波を受信しているのに、
いつのまにかデジタルに変わったのだと思い込んだらしい。
2011年には、新しいテレビかチューナをつけないと、まったくテレビを観る
ことができなくなる。チューナーをつけることができない古いテレビを使って
いる人は、新しいテレビを買うしかない。
テレビを取り付ける時は、コンセントをさせばすぐ写るのではなく、パソコンの
使い始めのように、ちょっとした操作が必要なのだが、それには技術料が
ちょっとかかるらしい。2011年には、大勢の人がテレビを買うので、テレビが
品薄になったり、テレビの取り付けに来る技術者(簡単な操作らしいが。)が
足りなくなり、いらなくなったテレビを不法投棄する人がでてくると予測されて
いるそうだ。「地上デジタル放送変更手続き料金」の催促のハガキに騙されて、
振込みに行く人が大勢いるということは、政府とテレビ局の説明や宣伝が
足りないということでもある。
ちゃんと、変更にかかわる料金は請求しませんと宣伝しないと、勘違いした
人が、振り込めサギにひっかかる。
お年寄りは、特に、何がどうなっているのか良く理解できていないから、
日本政府からの請求書を装ったハガキにころっと騙されたようだ。
政府に従順なまじめな日本人の心理をついたサギだ。
「地上デジタル放送変更手数料金」とは関係ないが、引き落とし不能のローン
の請求を装い、振込みを請求してくるハガキも、無くならないそうだ。
「このハガキを無視すると、本人不在のまま裁判が行われます。」とか、
「支払いを拒んだ場合、本人の会社に連絡が入ります。」とか、さりげなく
脅迫する言葉が書かれている。
「この請求に身に覚えがなければ、電話でご確認ください。」と、電話番号まで
書いてある。電話したら最後、恐ろしい脅迫を受けるようになっている。
そんなハガキも良く見ると、パソコンで印刷できるようになっている市販の
ハガキだ。周りの人で騙されそうな人がいたら、早めに教えてあげよう。
「地上デジタル放送変更手続き料金」なんて、日本政府は取りません。
日本政府は、ハイビジョンを開発したのだが、アメリカの世界基準に負けて
地上デジタル放送に変えるしかなかったのだ。
それが時代の流れというもの。世界の基準を作った者が世界を支配するのだ。
たしかに、デジタル化したら、いろいろ便利な部分もある。
多分テレビで、統計を取ったり、買い物ができたり、いろんな機能がついて
便利なのだろう。でも、テレビで管理されちゃうかもね。
知らない間にいろんな情報が、テレビ局に溜め込まれていて、誰がどんな
番組を観ているとか、何を購入したとか、全部誰かに知られちゃうかもね。