昔の日本映画界みたい。チャンツィイーも取引に応じてきたのかな。 | 日本のお姉さん

昔の日本映画界みたい。チャンツィイーも取引に応じてきたのかな。

現役女優の張ユーさんが、映画監督の黄健中氏から1年間の主役を約束する代わりに、肉体関係を迫られていた件について、話は2003年にさかのぼる。当時その条件をのむつもりで、しかしその気になれなかった彼女は、自分の代わりとして水商売をしている知人の女性に金を払い、2人で監督の自宅を訪れた。

張さんは黄監督と知人の女性がベッドに入ると、その様子をひそかに録音機材によって記録した。彼女はこれまで女優として生きてきたが、映画やテレビに出るたびに、必ずプロデューサや監督、助監督などに肉体関係を迫られてきた。約束を破られたときに相手を責めると、「証拠がない」と言われ悔しい思いをしたことがかつてあった。だから彼女はそれ以降、このようなことがあるたびにビデオやテープに記録を続けてきたのだという。

こうして監督の要求に答えたにも関わらず、「1年間の主役」という約束は守られなかったという。そこで彼女はまず、所持していた証拠品は公開せずに、この件をマスコミに発表した。しかし黄監督は恥じるどころか彼女の述べた事実をすべて否定し、また監督の友人は記者会見で、あからさまに彼女を非難した。そこで張さんは、黄監督を含む3人の映画監督を名誉棄損で訴え、裁判にかけた。

2006年9月11日にでた裁判の結果、「監督たちは皆一般的な意見を述べただけであるから、張さんに対する名誉毀損罪には当たらない」という理由で、裁判所は彼女の訴えを退けた。

それまで強い態度に出るつもりはなかった張さんも、裁判に負けを喫したのをきっかけに、ついに11月15日、これまで公にしていなかった決定的な記録を、一気に公開することにした。それは黄監督のものにとどまらず、彼女がこれまで関係を持ってきた、さまざまな映画業界関係者との「裏の取引き」に関するものだった。

張さんが示した記録の中には、自分とある有名な芸能人の、ベッドシーンのビデオテープすらある。彼女はまた、4人の男優が書いた謝罪文を示し、彼らも彼女に肉体関係を求め、後から謝罪のためこれを書いたのだと明かした。張さんは今までにたくさんの映画やテレビに出演してきたから、記録されたよりもずっと多くの関係者と肉体関係を持ってきたと思われる。大女優ではない中国の女優が映像の世界で生きていくために、「性の取引き」というものが避けられない実態が、明るみに出たといえよう。

中国の芸能界は当分の間、混乱状況が続くと予想される。新しい動きがあれば、またお伝えすることになるだろう。
(Record China) - 11月17日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061117-00000023-rcdc-cn&kz=cn