家事をしない人はボケやすい。
ある会社の30代半ばの女性は、会社が終わってからも仕事を家に持ち帰り
毎日ほとんどの時間を仕事に費やしていた。また仕事が忙しいため家事を
していなかった。そうしているうちに、他人の名前が出にくくなり、物忘れが
ひどくなってぼけてきたそうだ。仕事はある程度、ベテランになると脳を使わ
なくても経験などのマニュアルでできる。彼女はずっと脳を使わない生活を
していた。主婦は夕食のおかずを考えたり、作りたい料理のために必要な
物を買ったり、段取り良く料理をする時、脳を使っているのだそうだ。
会社を定年退職して、運動も家事もしないでいるとぼけるのは早いと思う。
運動をして足を使って脳に酸素をどんどん入れて、周りの景色を見て感動
したり、デパートや美術館を歩いて、新しい物を見て感動したり、家事をして
頭を使わないといけない。
仕事に熱心でも、ぼけてしまったらどうしようもない。いろんな事に興味を
持って、家事もして、いろんな人に会って緊張して脳に適度な刺激を与え
ないと、脳はどんどん衰えていくらしい。
そういうわたしも、会社が忙しいから、毎日仕事しかしていないような気がする。
人の名前が最近出にくい。食事は外食で済ませ、家事もしないで家でも
仕事をしている。本は通勤の電車の中で読んでいるが、脳を使うのはブログを
書いているときだけかもしれない。仕事で使う脳の場所は決まりきっている。
どんどんぼけていっているのかもしれない。
親戚の老人ホームの経営者は、元気でハツラツとした老人は、特長があると
言っている。たんぱく質も野菜も良く食べる。とにかく食べる量が他の人より
多い。良く外に出る。異性に興味があって、身なりもこぎれいにしている。
動くからお腹がすく。だからよく食べる。動くから脳にも酸素がたくさんいくし、
動くからいろいろな新しい物が目に入り刺激を受けるし、散歩するから
自然に毎日自然に触れて、新しい感動もある。
食べるから体も元気になるし、元気だから外にも出かけるようになるという、
元気のスパイラルの中にいるのだそうだ。
若くても脳を使わず、仕事ばかりしていると、ぼけるのは早いと思う。
仕事を定年退職した人も、料理や家事を手伝ったり、良く運動して、体だけで
なく、脳の血流も増やしたほうがいい。
金さん銀さんという双子の100歳のおばあちゃんが昔いたが、銀さんは
最初マスコミに騒がれる前は、ぼけていたそうだ。
それがが足を動かすリハビリを開始したら、ぼけが治ってしゃきっとしだし、
おもしろいコメントを言うようになったそうだ。マスコミに注目されて刺激を
受けてぼけがなおったのかもしれない。緊張の無い生活をしていると
ぼけやすいので、習い事をしてみるのもいいかもしれない。
わたしも、また英会話クラスに通ってみようかな。ちゃんと家事もしないとね。
忙しくても自分で料理をする生活をした方が、いいという話でした。