ネパールの毛派の武器は２１日までに国連の監視下で封印される。

ネパール毛派参加の暫定議会へ

　【バンコク＝岩田智雄】ネパールの主要７政党による政府と反政府武装勢力、ネパール共産党毛沢東主義派は８日未明、毛派の武器管理を行ったうえで毛派が参加する暫定議会を２６日までに、暫定政府を来月１日までに発足させることで合意した。

　カトマンズからの報道によると、毛派の武器は２１日までに国連の監視下で封印され、兵士も宿営地に封鎖される。暫定議会は３３０議席からなり、毛派には７３議席が割り振られ、コイララ首相率いるネパール会議派（７５議席）に次ぐ勢力となる。暫定憲法も２６日までに発効させる。

　王制の存続の是非については、来年行われる制憲議会選挙によって発足する議会の初会合で決めることになった。

（産経新聞） - 11月8日