台湾の民主主義をうらやむ人が支那にいるということに驚いた。
総統夫人起訴 台湾は民主主義で50年先行 ネットに中国批判相次ぐ
【北京=野口東秀】台湾の検察当局が陳水扁総統の呉淑珍夫人らが公金を不正流用したとして横領などの罪で起訴した事件をめぐって、中国のインターネットの掲示板では、「(腐敗官僚が蔓延する)中国大陸を震撼させた」「まさに民主主義。大陸の民主主義の程度を50年は上回っている」などと、中国政府批判の書き込みが殺到。これとは逆に、陳総統に強い批判を浴びせてきた中国当局は、矛先が中国政府に向くことに神経質となっているのか、慎重な姿勢のままだ。
掲示板では、「台湾の現状は台湾の民主主義を証明した。高官の腐敗を天下にさらけ出したが、それに比べ、大陸はどうだ。誰かが弾劾されたか?」「(台湾を中国の)鑑(かがみ)として見るべきだ。民主社会がいかに腐敗に反対しているか」などと、党中央の政治腐敗批判へとつながっている。
さらに、巨額の公金を横領し、中国から海外に逃亡する官僚がいることを念頭に、「阿扁(陳総統の愛称)の腐敗なんて大陸では九牛の一毛(取るに足らない小事)。中国中央テレビは、まずは自分(大陸)を見ろ」との意見や、「彼は中国で官僚になれば前途があった。(横領額が小さく)大陸から見たらまだ良い政治家だ」と言った書き込みもみられた。
これに対し、呉夫人の起訴を受けて中国の国務院台湾事務弁公室が発表した談話では、陳総統がかねて主張する「台湾の法的独立」を目指す姿勢への批判に焦点を当て、事件そのものにはほとんど触れていない。
【北京=野口東秀】台湾の検察当局が陳水扁総統の呉淑珍夫人らが公金を不正流用したとして横領などの罪で起訴した事件をめぐって、中国のインターネットの掲示板では、「(腐敗官僚が蔓延する)中国大陸を震撼させた」「まさに民主主義。大陸の民主主義の程度を50年は上回っている」などと、中国政府批判の書き込みが殺到。これとは逆に、陳総統に強い批判を浴びせてきた中国当局は、矛先が中国政府に向くことに神経質となっているのか、慎重な姿勢のままだ。
掲示板では、「台湾の現状は台湾の民主主義を証明した。高官の腐敗を天下にさらけ出したが、それに比べ、大陸はどうだ。誰かが弾劾されたか?」「(台湾を中国の)鑑(かがみ)として見るべきだ。民主社会がいかに腐敗に反対しているか」などと、党中央の政治腐敗批判へとつながっている。
さらに、巨額の公金を横領し、中国から海外に逃亡する官僚がいることを念頭に、「阿扁(陳総統の愛称)の腐敗なんて大陸では九牛の一毛(取るに足らない小事)。中国中央テレビは、まずは自分(大陸)を見ろ」との意見や、「彼は中国で官僚になれば前途があった。(横領額が小さく)大陸から見たらまだ良い政治家だ」と言った書き込みもみられた。
これに対し、呉夫人の起訴を受けて中国の国務院台湾事務弁公室が発表した談話では、陳総統がかねて主張する「台湾の法的独立」を目指す姿勢への批判に焦点を当て、事件そのものにはほとんど触れていない。
(産経新聞) - 11月8日