支那から撤退する日本企業
昨日、お昼休みにおかず屋さんで昼食を取っていたら、隣に何度か見たこと
がある貿易関係のお仕事のおじさんがいて、おじさんの知り合いの会社の
話が聞けた。「中国に進出して失敗したヤオハンの後釜に、今は別の中国
企業がデパートを出していて、中国一儲かっているらしい。」とか、
「中国は国全体がヤクザみたいなもんで、日本の大企業は大元の国の
ヤクザにワイロを送るので、めちゃくちゃにはされないようになっているが、
中小企業の場合は地元の共産党幹部にたかられまくる。」
「最初はいらっしゃい、いらっしゃいと、大歓迎してくれるが、会社が大きくなって
儲かり出すと、なんやかんやと新たな税金を付け加えてきたり、会社や
工場の家賃をどか~んと上げてくるので、それらの支払いで儲けもゼロ
どころかマイナスになるんやて。友達は撤退を決意したら、工場の設備も
商品も何もかも置いていけと言われて、なんも持ち出せんかった
ゆうとったわ。
結局、身ぐるみはがれて大損をして撤退をすることになったんや。そんなん
今、多いんやて。ぞくぞく撤退していってるらしいで。」
「他の友達の香港の会社も、家賃、いきなり10倍上げてきよんねんて。
ようするに、会社をぼったくりたいんやな。」
なんて、言っていた。
ヤオハンの社長は身ぐるみはがれても、ニコニコして「ボクはね~。やっぱり
中国が好きなんですな~。」と語っていると、どこかの雑誌に載っていた。
頭もやられたか?
中国人は辛抱強い。日本の企業が軌道に乗って、儲かるようになるの
をじっと待っている。そして儲かり出したら、会社を乗っ取ろうとするのだそうだ。
まるで、日本企業は、金の卵を産むアヒルだね。中国人はじっと、アヒルが
卵を産み、卵をかえして雛にしていくのを見ている。
ノウハウが分かったら、アヒルを追い出し、アヒルの巣も雛も卵も全部
手に入れるのだ。香港や中国に会社を持っているおじさんの友人たちの話は
リアリティーがあって恐ろしい。ホントに酷い話だ。
共産党のボスに金を出した大会社だけ、生き残れるなんて、、、。
確か、香港に住んでいる日本人も言っていた。香港人は家賃を上げる時は、
日本人には信じられないぐらいの率でドカ~ンと上げるって。
訳が分からないような理由で、追加の税金を取られるようになったら、潮時
らしい。それでは、元が取れないが、中国で会社を持つリスクというのは、
限りなく高いらしい。あちらには、商道徳など、無いに等しいのだそうだ。
気の毒な中小企業がたくさんあるらしい。
無料メルマガで読んだのだけど、中国人でさえ、同じ中国人と商売をしたがら
ないのだとか。なかなか金を支払ってくれないからだ。金の回りが遅くて
面倒なのだそうだ。そんな商売人ばかりではないだろうが、商品を注文しても
すぐ金を払わないのが、あちらでは「やり手」ということになっているらしい。
あちらの「やり手」従業員は、ピンハネやら、マージンやら取りまくりで、
それを悪いとも思っていないらしい。昔からそういう国なのだろう.。
でも上手くいっている会社も中にはあるので、土地柄がいいとか、
共産党幹部に好かれているとか、良い部下に慕われるとか、何か特別な
ラッキーなことがある中小企業は、順調に儲けているのだと思う。
それもいつまでのことかは謎だけれど。