イスラエルからのニュース
2006年10月4日(水)
****************************************************
*ライス国務長官は昨日、エジプトでヨルダンなどアラブ穏健派6ヶ国
首脳による会議に出席。今日はラマラでアッバス議長と会談し、夜に
はオルマート首相と会談する予定。(H)
*国連がレバノン戦争に関してイスラエルとヒズボラの双方に民間人へ
の無差別攻撃など人権侵害があったとする報告を発表。イスラエル代
表は、ヒズボラの違反行為が明言されたことを評価した。(H,Y,P)
*国連軍は、管轄地域内でヒズボラ等によるイスラエルへの敵対行為が
行われた場合、武力を行使して中止させる方針を発表。(H,Y)
*ヒズボラが国防軍兵士の携帯電話を傍受して行動を把握していたこと
が判明。イラン革命軍が技術協力を行ったもよう。(H)
*レバノン戦争の間に、入植地や入植拠点の拡大が行われたと、左翼団
体のピース・ナウが告発。入植者らは否定している。(P,H)
*ペレツ国防相が、仮庵の祭の後に違法入植拠点の撤去を実施か。(P)
*国防軍がカッサム砲発射チームをミサイル攻撃。イスラム聖戦のメン
バー2人と、アルアクサ殉教団のメンバー5人が負傷した。(Y,P)
*ハマスとファタハの紛争激化を受け、アルアクサ殉教団がハマス指導
者のマシャールらを殺害すると警告した。(Y)
*パレスチナで行われた世論調査で、ハマスとファタハの支持率がほぼ
拮抗。指導者としての支持率は、ハマスのハニエ首相が、ファタハの
アッバス議長をわずかに上回った。(H,P,Y)
*ソニーがハイファで新作映画「オープン・シーズン」の試写会。戦災
に遭った子供たちを励ますため、子供は無料で招待する。(I)
2006年10月5日(木)
****************************************************
*ファタハとハマスの武力抗争はまだ各地で継続中。アッバス議長は連
立政権交渉を打ち切り、2週間以内にイスラエル公認などの条件を満
たさない限り政府を解散するとハマスに通告した。(H,P)
*ヒズボラに誘拐された国防軍兵士は生きていると、ロシアのラヴロフ
外相が語った。ロシアはシリアとイランに対し、兵士らの安否情報開
示を要求しているもよう。(H,Y,P)
*米国のライス国務長官は昨日、ラマラでアッバス議長と会談し、その
後イスラエルのオルマート首相と会談。ハマスは、過激派と穏健派を
二分する米国の中東政策に反発を強めている。(H,Y,P,7)
*国防軍がガザ南部でミサイル攻撃によりイスラム聖戦のメンバー2人
を殺害。国防軍はテロ組織に対する攻撃を強化している。(Y,P)
*アルカイダのガザ支部と名乗る組織が5分のビデオを公開。現在の指
導部はユダヤ人とクリスチャンの手先だとして「裏切り者は殺す」と
宣言した。ビデオに登場する人物は知られていない。(P)
*兵士誘拐事件以来、ラファの検問所の封鎖が続いているため、EUに
よる監査体制が崩壊すると、中東和平カルテットが警告。(H)
*イランの最高指導者ハメネイ師が、外国居住のために相手国の女性と
一定期間の偽装結婚契約をするのは、女性が処女であり父の同意があ
る限りイスラム法に違反しないとの見解を表明。(Y)
*カッサムの砲撃を受けるスデロット市にアラブ系市民が増加中。危険
を恐れたユダヤ人が町を脱出し、地価が下がった所に低所得のアラブ
人が流入している。民族間の摩擦で治安が悪化する懸念も。(Y)
2006年10月6日(金)
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*レバノン戦争に関する調査を、裁判所任命の国家委員会ではなく、政
府選任の委員会に行わせる理由を説明せよと、最高裁が政府に命令。
政府自身による調査には批判が高い。(P,H,Y)
*ハマス本部のマシャールらのガザ帰還と引換えに、ハマスが国防軍兵
士を釈放する方向で交渉が進んでいると、アラブ紙が報道。(P,Y)
*ガザでファタハのメンバー1人が撃たれて死亡。別の事件でハマス関
係者も撃たれて重傷を負った。両派の抗争は各地で継続。(H)
*イランのモタキ外相が「シオニストと関係ある会社」のリストを公表。
アラブ社会全体に、これらの会社のボイコットを求めている。(P)
*離散ユダヤ人は他民族との結婚でユダヤ性を失い、最終的には消え去
るとネタニヤフ氏が離散地の指導者に語ったことが判明。(P)
*イスラエルの大手石油会社パズが、自治政府と石油供給の契約。ハマ
ス政権がイスラエルの会社と契約するのは初めて。 (H,Y)
*イスラム教徒の締め出しを叫ぶベルギーのアントワープ市の極右政党
が、ユダヤ人に支持を呼びかけ。イスラム過激派に苦しむアントワー
プでは、この党が議席の3分の1を持つまでに増加している。(Y)
[情報源略号表]
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretz.com/
7=アルツ7 http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
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発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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*ライス国務長官は昨日、エジプトでヨルダンなどアラブ穏健派6ヶ国
首脳による会議に出席。今日はラマラでアッバス議長と会談し、夜に
はオルマート首相と会談する予定。(H)
*国連がレバノン戦争に関してイスラエルとヒズボラの双方に民間人へ
の無差別攻撃など人権侵害があったとする報告を発表。イスラエル代
表は、ヒズボラの違反行為が明言されたことを評価した。(H,Y,P)
*国連軍は、管轄地域内でヒズボラ等によるイスラエルへの敵対行為が
行われた場合、武力を行使して中止させる方針を発表。(H,Y)
*ヒズボラが国防軍兵士の携帯電話を傍受して行動を把握していたこと
が判明。イラン革命軍が技術協力を行ったもよう。(H)
*レバノン戦争の間に、入植地や入植拠点の拡大が行われたと、左翼団
体のピース・ナウが告発。入植者らは否定している。(P,H)
*ペレツ国防相が、仮庵の祭の後に違法入植拠点の撤去を実施か。(P)
*国防軍がカッサム砲発射チームをミサイル攻撃。イスラム聖戦のメン
バー2人と、アルアクサ殉教団のメンバー5人が負傷した。(Y,P)
*ハマスとファタハの紛争激化を受け、アルアクサ殉教団がハマス指導
者のマシャールらを殺害すると警告した。(Y)
*パレスチナで行われた世論調査で、ハマスとファタハの支持率がほぼ
拮抗。指導者としての支持率は、ハマスのハニエ首相が、ファタハの
アッバス議長をわずかに上回った。(H,P,Y)
*ソニーがハイファで新作映画「オープン・シーズン」の試写会。戦災
に遭った子供たちを励ますため、子供は無料で招待する。(I)
2006年10月5日(木)
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*ファタハとハマスの武力抗争はまだ各地で継続中。アッバス議長は連
立政権交渉を打ち切り、2週間以内にイスラエル公認などの条件を満
たさない限り政府を解散するとハマスに通告した。(H,P)
*ヒズボラに誘拐された国防軍兵士は生きていると、ロシアのラヴロフ
外相が語った。ロシアはシリアとイランに対し、兵士らの安否情報開
示を要求しているもよう。(H,Y,P)
*米国のライス国務長官は昨日、ラマラでアッバス議長と会談し、その
後イスラエルのオルマート首相と会談。ハマスは、過激派と穏健派を
二分する米国の中東政策に反発を強めている。(H,Y,P,7)
*国防軍がガザ南部でミサイル攻撃によりイスラム聖戦のメンバー2人
を殺害。国防軍はテロ組織に対する攻撃を強化している。(Y,P)
*アルカイダのガザ支部と名乗る組織が5分のビデオを公開。現在の指
導部はユダヤ人とクリスチャンの手先だとして「裏切り者は殺す」と
宣言した。ビデオに登場する人物は知られていない。(P)
*兵士誘拐事件以来、ラファの検問所の封鎖が続いているため、EUに
よる監査体制が崩壊すると、中東和平カルテットが警告。(H)
*イランの最高指導者ハメネイ師が、外国居住のために相手国の女性と
一定期間の偽装結婚契約をするのは、女性が処女であり父の同意があ
る限りイスラム法に違反しないとの見解を表明。(Y)
*カッサムの砲撃を受けるスデロット市にアラブ系市民が増加中。危険
を恐れたユダヤ人が町を脱出し、地価が下がった所に低所得のアラブ
人が流入している。民族間の摩擦で治安が悪化する懸念も。(Y)
2006年10月6日(金)
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*レバノン戦争に関する調査を、裁判所任命の国家委員会ではなく、政
府選任の委員会に行わせる理由を説明せよと、最高裁が政府に命令。
政府自身による調査には批判が高い。(P,H,Y)
*ハマス本部のマシャールらのガザ帰還と引換えに、ハマスが国防軍兵
士を釈放する方向で交渉が進んでいると、アラブ紙が報道。(P,Y)
*ガザでファタハのメンバー1人が撃たれて死亡。別の事件でハマス関
係者も撃たれて重傷を負った。両派の抗争は各地で継続。(H)
*イランのモタキ外相が「シオニストと関係ある会社」のリストを公表。
アラブ社会全体に、これらの会社のボイコットを求めている。(P)
*離散ユダヤ人は他民族との結婚でユダヤ性を失い、最終的には消え去
るとネタニヤフ氏が離散地の指導者に語ったことが判明。(P)
*イスラエルの大手石油会社パズが、自治政府と石油供給の契約。ハマ
ス政権がイスラエルの会社と契約するのは初めて。 (H,Y)
*イスラム教徒の締め出しを叫ぶベルギーのアントワープ市の極右政党
が、ユダヤ人に支持を呼びかけ。イスラム過激派に苦しむアントワー
プでは、この党が議席の3分の1を持つまでに増加している。(Y)
[情報源略号表]
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretz.com/
7=アルツ7 http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
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発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp