安倍首相が訪中を“ドタキャン”するってのはどうでしょうか。
(お知らせ)本日(10月3日)夜、「桜チャンネル」の「報道ワイド」(水島総キャスター)に宮崎正弘が生出演します。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
♪
<<今月の拙論>>
(1)「中国“反日記念館”のハチャメチャ展示」(『WILL』11月号、発売中)
(2)「北京オリンピックは本当に大丈夫なのか」(『エルネオス』10月号。発売中)
(3)「ヒズボラはレバノンを食い尽くすエイリアンだ」(『月刊日本』10月号。発売中)
(4)「林房雄論」(拓殖大学日本文化研究所季刊誌『新日本学』秋号、10月初旬発売)
(5)「旧関東軍はいかに闘ったか」(『修親』、10月号掲載)
(6)「中国繁栄の裏側で」(『自由』、11月号、10月10日発売)
☆ ☆ ☆
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
♪
(読者の声1)たまたま以下の情報に接しましたが、本当なのでしょうか?
その記事は下段に掲げて引用としますが、ともかく地域暴動、臓器売買、公害垂れ流し、巨大汚職・・・・・・・などなど中国には「負」の構造情報に事足りませんが、このパターンの この規模の 中国「問題」は はじめてです。
製鉄というのは機械類のメンテナンス、工場管理は 「高熱、大重量、巨力」が係わるので、一筋縄ではいきません。
「宝山 その後」 は隠蔽できるような話ではないのに意外に漏れてきていません。事実ならたいへんな浪費です。
それにしても新幹線を中国にトランスプラント(?)しなくてほんとうに良かったですね。台湾ですらいろいろ揉めてるようですから。
めったに見ないNHKクローズアップ現代が、中国・インドの話だというので見たものの、インド商工大臣へのインタービューにはいささか呆れました。
「中国と違ってインドは民主国家・・・・・出来ることと出来ないことがある」とピシャリとやられていました。
NHKの国谷女史は共産国家がいかなるものかの一片の認識も無いように見えました。
このインタービューは 「中国全面肯定」というサブリミナルな要素が感知されました。
問題の記事はこのようです。
「2406 日本が援助した製鉄施設は既に廃墟になっている(コピペ記事) えこね 2006-10-02 19:52
http://www.e-towncom.jp/iasga/sv/eBBS_Main?uid=5428&aid=2&s=719,415&1091993078906
日本が援助した製鉄施設は既に廃墟になっている(コピペ記事)
私の知ってる合衆国諜報員からもたらされた中国の呆れた事実。
「大地の子」でも舞台になった上海の宝山製鉄所をご存知ですね。これは新日鉄が木更津工場の持っていたノウハウをすべて中国側に注いで作り上げた世界最新鋭のレベルの製鉄所でありましたが、…、これがなんと今は廃墟になっているのだそうです。どうしてそうなったのかというと、中国が日本から生産施設や機材をねだるだけねだって獲得していながら、メインテナンス能力が丸でなっていないので、使用して10年ほど経過して急速にトラブルが増えて、とうとう高炉まで使用不能になったのだそうです。しかし、宝山製鉄所の2001年度の粗鋼生産は1900万トンとしています。日本の援助で作った製鉄所が廃墟となっているというなら一体彼らはどこで製鉄をしているのでしょうか??
その謎を解きました!
彼らは実はまだ上海の宝山でまだ鉄を作っていたのです!しかも別の場所です。日本の製鉄施設が中国側の無能と怠慢で廃墟と化す直前に、彼らは今度は韓国の製鉄企業に働きかけて製鉄所を作らせていたのです。しかし、それは数年も経たずに同じく中国側のメインテナンス不足で同様に廃墟と化しました。次に、中国は旧東欧の製鉄企業(多分チェコかポーランド)に同じ広大な宝山の敷地のまったく別なところに製鉄所を作らせました。それも5年前に没しました。それで今ある宝山製鉄所の施設というのは実はインドの企業に作らせたものなのだそうです。こうして外国に製鉄所を作らせておいて次々と廃墟にしながら今に至っているのだそうです。これはかなり信憑性の高い情報ソースです。
私は宝山製鉄所の見取り図のあるホームページにアクセスを試みましたがブロックされました。
まあ、中国では、田舎では常に高級乗用車の盗難事件がありますが、彼らは高い車を買えるような人は盗まれてもまた買うであろうから問題は無いのだと考えており、そうすることによって貧乏人も平等に自動車を乗ることができるようになるのだという世界観を持っているのだそうです。そういう人たちを相手にするのは極めて危険なビジネスであるといえます」
(以上で引用終わり)。
さて?
(TK生、世田谷)
(宮崎正弘のコメント)小生がもっとも最近に、宝山製鉄所に行ったのは三年前です。
上海沖合の崇明島に鉄工所、高炉を移転する計画があり、なんと造船所を建設するというので、崇明島へ行く船に乗るため、この宝山を通過したのです。
通過するといっても、渋滞で一時間以上かかりますから、ゆっくりと観察できます。
崇明島行きの船は宝山区の突端にあって、一時間に一本以上でていました。日本のビジネスマンも相当のりこんできます。
上海のなかでも、宝山といえば、街は煤煙、大気汚染、煤だらけですが、意外なことに街の区画は想像とは逆です。
街区は、きれいに整理されており、あ、これが製鉄の街か、と思われたのが住宅部。工場群はもうもうとあがる煙り、煤煙、ひっきりなし行き来するトラック、コンテナ。
道路が地響きをたてておりました。
技術が日本よりも遙かに遅れているのは否めないにせよ、外国人技術者が、げんに宝山でたくさん暮らしており、工場にもアドバイス、技術指導ではいっているわけです。
上のような凄惨な現場であるとすれば、たちまちそうした情報は世界をかけめぐる筈ですから、俄には信じがたい話ではあります。
♪
(読者の声2)安倍さんの訪中を心配しています。
1.順番の問題
米国との連帯を世界に示してからではないでしょうか。
2.脅迫
日本を敵視する相手のホームグラウンドに軽々しく行ってはならない。
油断していると見られ他国からも軽く見られる。
中共は安倍さんを脅すと思われる。異様な雰囲気を作ることもできる。
3.降伏か恥をかかせるか
安倍さんは中共に行っても良いことはないだろう。
屈服しなければ国際的に恥をかかされる。
日中密約があるように国際的に宣伝し米国に安倍さんに疑いを持たせることも考えられる。
4.とにかく訪中はしないことである。外務大臣に行かせれば良い。
まず内政を固めなければ外国に出てゆけない。
(MC生)
(宮崎正弘のコメント)直前に安倍首相が訪中、訪韓を“ドタキャン”するってのはどうでしょうか。
♪
(読者の声3)《第5回9・29反中共デー東京大会の報告》
第5回目となる本年は、中共大使館がある東京での大会をはじめ、総領事館がある福岡で九州大会、大阪で関西大会、名古屋で中部大会、さらに中華街で有名な横浜では神奈川大会が開催されました。
東京大会は中共大使館付近の公園に250名が集合して、野外集会と徒歩デモを行いました。
我が国の国旗だけではなく、チベットの国旗も掲げられた上、「9・29反中共デー」「打倒中国共産党」「日中国交断絶」「中華覇権主義排撃」「まもれ!尖閣諸島」という大会スローガンの幟のほか、それぞれの主張が書かれたプラカード、また中国語で書かれたプラカードなどが林立、いろいろな立場の人々が参加していたことが分かります。
決起集会は午前11時から開始され、正午にはデモに出発しました。
デモのコースは三河台公園~(六本木通り)~(外苑西通り)~広尾公園です。
午後1時30分から総括集会を開始、2時前には解散しました。
解散の後、個人の意思と責任において、中共大使館まで抗議に赴いた人々も多々おりました。
これからも全国の同志、台湾の独立や正名を目指す人々、チベット・東トルキスタン・南モンゴルの解放を目指す人々、「中国」民主化を目指す人々などと連帯して、中共と戦ってまいります。
今後もご指導ご教示のほど宜しくお願い申し上げます。
【三澤浩一】
(宮崎正弘のコメント)参集された皆さん、お疲れさまでした。小生は、この日、京都におりました。かつての日本の首都から御盛会を祈っておりました。
♪
(読者の声4)安倍晋三総理閣下への手紙
新総理誕生、こころよりお祝い申し上げます。
内外の化石頭の抵抗族の執拗な攻撃にもご信念を貫き通されんことを祈念するものです。
いまここで、折角前総理が宗教干渉の非を分からせることに進みかけたところ、すこしでも妥協の疑いが起こるようなことは、安倍総理のこと、ありえぬこととは思いますが、つい不安がよぎりメールをさしあげる無礼をお許しください。
選挙によらない中国独裁政権に民意を語る資格は全くありません。
ゆすりたかりのたぐいであることを明確にわからせていただきたいのです。でなければ永久にたかられ続けることになります。
なお安倍総理の所信表明等にたいする各界の批判に対し、私見を少しく列記させていただきます。
1)論功行賞?
思想の確かな人選は当然のこと。従来の派閥縦断バランス感覚は、国民を無視したものであること。入閣は断じて恩賞ではありません。
国家の建設という重責を科した組織であることを忘れた批判であることです。
2)谷垣入閣もれ
お見事なご判断でした。ハニートラップの疑いが晴れていないこと。靖国反対でいったいだれが喜ぶのか?
消費税の具体的提案? とんでもない?
莫大な借金の解決に正直な発言? 国民はある日突然に知らされたのです。まず各地で起こっている公務員不祥事にけりをつけること。
政権担当者から土下座謝罪がほしいのです。それからです。
いったい中国軍隊を強化するために援助しているというODAはだれがきめたのか? 国連常任理事国(中共)の何倍かの負担をすることは一体だれがきめたのか?
安倍総理の率先した報酬辞退はお見事の一言。
3)麻生・小沢の無宗教施設案?
全く民意がおわかりでない? だれがお参りするのか?国賓?霊の選別はだれが?。こんな民意を無視したことを本当にできるとでもおもったのでしょうか?。もし本気なら幼稚そのものです。
4)政教分離?
なぜこの政教分離思想がでてきたのか?。歴史はおおきな弊害により作られることで、聴くところ、この思想は、宗教間ではなく宗派間(プロテスタント、カソリック)の抗争を経た思想という。
一体総理が神社にお参りすることが宗教行事などというのは滑稽そのもの。宗教を起源とした文化は、無数です。日本の仏教、神道は宗教でなく文化そのものです。もうそろそろ民意から遊離した法律家に難題を任せる事に終止符を。
ほんの数パーセントの支持者による政党である公明党はその弊害はないのですか?。これだけ国政に影響するありさまは、弁護士あがりの専門馬鹿(法律)が文化論をたれるテレビは吐き気がしてテレビを切るのです。
安倍倍総理による新生自民党でかならず単独過半はまちがいないのです。
5)目的と手段をはき違える小沢に民主党の未来はない!
中国に迎合するだけの靖国論で明確に人間の大きさがわかろうというものです。政党の目的は、国家建設!。政権奪取(小人の目的)のために哲学(国民の尊厳。生命、財産)を捨てるものは見捨てられるのです。
6)なぜ専門馬鹿(裁判官)に文化を任せるのか?(国歌国旗)
文化を語る者の怠慢これに勝るものなし!。自由奔放とまでいう米国ですら斉唱時には直立するというのに。これは一裁判官ではなく国民がきめること。
7)郵政民営化ではじかれた信念の人たちに間違いを正して迎えたい。
平沼議員など在野におくは国家の損失。
8)安倍総理の所信表明は具体性に欠ける?。経済に弱い?。
国民の生命(拉致被害者の救出)を守ること、美しい日本、はこれから無数の難問に出会うときのひとつの尺度であって具体策ではないこと。問題解決の現場で、解決策を思案するに、この案はこの尺度に合致しているか、美しいといえるのかどうか?という尺度です。美しいとはどういう意味か?。それはこれから国民がきめること。
国民は総理に実務者(経済学者)を期待するものではないこと。
それを使う人を選ぶのであり、あきれるくらい低次元の議論がされることに絶望 感すらよぎるのです。
安倍倍総理を支持する国民は、所信表明をきくまでもなく支持しているのです。毅然として反論するか、説明してやってください。
(YM生、各務原)
(宮崎正弘のコメント)安倍さんの所信表明、文言を見る限り、なかなかコクがあって、切れ味も鋭いものが並んでいました。評価して良いでしょうね。
◇◇◇◇◇◇ ◇◇◇◇◇◇
~~~~~~~~~~~~~~~ ♪
宮崎正弘『中国から日本企業は撤退せよ!』
(阪急コミュニケーションズ刊、定価1680円)
絶賛発売中!
日本製品に難癖をつけ、中国へ進出した日本企業への嫌がらせが続く。一方で技術を盗取し続ける、世界一のマナー破りの国と、日本はいつまで真面目に付き合うつもりか?
◎ ◎
<宮崎正弘のロングセラーズ>
『中国人を黙らせる50の方法』(徳間書店刊。定価1680円)
『出身地でわかる中国人』(PHP新書、861円)
『朝鮮半島、台湾海峡のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房、1575円)
『中国よ、“反日”ありがとう』(清流出版、1470円)
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成18年(2006年)10月3日(火曜日)
通巻第1572号
◎宮崎正弘のホームページ http://www.nippon-nn.net/miyazaki/
◎小誌の購読は下記サイトから。(過去4年分のバックナンバー閲覧も可能)。
http://www.melma.com/backnumber_45206/
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<<今月の拙論>>
(1)「中国“反日記念館”のハチャメチャ展示」(『WILL』11月号、発売中)
(2)「北京オリンピックは本当に大丈夫なのか」(『エルネオス』10月号。発売中)
(3)「ヒズボラはレバノンを食い尽くすエイリアンだ」(『月刊日本』10月号。発売中)
(4)「林房雄論」(拓殖大学日本文化研究所季刊誌『新日本学』秋号、10月初旬発売)
(5)「旧関東軍はいかに闘ったか」(『修親』、10月号掲載)
(6)「中国繁栄の裏側で」(『自由』、11月号、10月10日発売)
☆ ☆ ☆
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(読者の声1)たまたま以下の情報に接しましたが、本当なのでしょうか?
その記事は下段に掲げて引用としますが、ともかく地域暴動、臓器売買、公害垂れ流し、巨大汚職・・・・・・・などなど中国には「負」の構造情報に事足りませんが、このパターンの この規模の 中国「問題」は はじめてです。
製鉄というのは機械類のメンテナンス、工場管理は 「高熱、大重量、巨力」が係わるので、一筋縄ではいきません。
「宝山 その後」 は隠蔽できるような話ではないのに意外に漏れてきていません。事実ならたいへんな浪費です。
それにしても新幹線を中国にトランスプラント(?)しなくてほんとうに良かったですね。台湾ですらいろいろ揉めてるようですから。
めったに見ないNHKクローズアップ現代が、中国・インドの話だというので見たものの、インド商工大臣へのインタービューにはいささか呆れました。
「中国と違ってインドは民主国家・・・・・出来ることと出来ないことがある」とピシャリとやられていました。
NHKの国谷女史は共産国家がいかなるものかの一片の認識も無いように見えました。
このインタービューは 「中国全面肯定」というサブリミナルな要素が感知されました。
問題の記事はこのようです。
「2406 日本が援助した製鉄施設は既に廃墟になっている(コピペ記事) えこね 2006-10-02 19:52
http://www.e-towncom.jp/iasga/sv/eBBS_Main?uid=5428&aid=2&s=719,415&1091993078906
日本が援助した製鉄施設は既に廃墟になっている(コピペ記事)
私の知ってる合衆国諜報員からもたらされた中国の呆れた事実。
「大地の子」でも舞台になった上海の宝山製鉄所をご存知ですね。これは新日鉄が木更津工場の持っていたノウハウをすべて中国側に注いで作り上げた世界最新鋭のレベルの製鉄所でありましたが、…、これがなんと今は廃墟になっているのだそうです。どうしてそうなったのかというと、中国が日本から生産施設や機材をねだるだけねだって獲得していながら、メインテナンス能力が丸でなっていないので、使用して10年ほど経過して急速にトラブルが増えて、とうとう高炉まで使用不能になったのだそうです。しかし、宝山製鉄所の2001年度の粗鋼生産は1900万トンとしています。日本の援助で作った製鉄所が廃墟となっているというなら一体彼らはどこで製鉄をしているのでしょうか??
その謎を解きました!
彼らは実はまだ上海の宝山でまだ鉄を作っていたのです!しかも別の場所です。日本の製鉄施設が中国側の無能と怠慢で廃墟と化す直前に、彼らは今度は韓国の製鉄企業に働きかけて製鉄所を作らせていたのです。しかし、それは数年も経たずに同じく中国側のメインテナンス不足で同様に廃墟と化しました。次に、中国は旧東欧の製鉄企業(多分チェコかポーランド)に同じ広大な宝山の敷地のまったく別なところに製鉄所を作らせました。それも5年前に没しました。それで今ある宝山製鉄所の施設というのは実はインドの企業に作らせたものなのだそうです。こうして外国に製鉄所を作らせておいて次々と廃墟にしながら今に至っているのだそうです。これはかなり信憑性の高い情報ソースです。
私は宝山製鉄所の見取り図のあるホームページにアクセスを試みましたがブロックされました。
まあ、中国では、田舎では常に高級乗用車の盗難事件がありますが、彼らは高い車を買えるような人は盗まれてもまた買うであろうから問題は無いのだと考えており、そうすることによって貧乏人も平等に自動車を乗ることができるようになるのだという世界観を持っているのだそうです。そういう人たちを相手にするのは極めて危険なビジネスであるといえます」
(以上で引用終わり)。
さて?
(TK生、世田谷)
(宮崎正弘のコメント)小生がもっとも最近に、宝山製鉄所に行ったのは三年前です。
上海沖合の崇明島に鉄工所、高炉を移転する計画があり、なんと造船所を建設するというので、崇明島へ行く船に乗るため、この宝山を通過したのです。
通過するといっても、渋滞で一時間以上かかりますから、ゆっくりと観察できます。
崇明島行きの船は宝山区の突端にあって、一時間に一本以上でていました。日本のビジネスマンも相当のりこんできます。
上海のなかでも、宝山といえば、街は煤煙、大気汚染、煤だらけですが、意外なことに街の区画は想像とは逆です。
街区は、きれいに整理されており、あ、これが製鉄の街か、と思われたのが住宅部。工場群はもうもうとあがる煙り、煤煙、ひっきりなし行き来するトラック、コンテナ。
道路が地響きをたてておりました。
技術が日本よりも遙かに遅れているのは否めないにせよ、外国人技術者が、げんに宝山でたくさん暮らしており、工場にもアドバイス、技術指導ではいっているわけです。
上のような凄惨な現場であるとすれば、たちまちそうした情報は世界をかけめぐる筈ですから、俄には信じがたい話ではあります。
♪
(読者の声2)安倍さんの訪中を心配しています。
1.順番の問題
米国との連帯を世界に示してからではないでしょうか。
2.脅迫
日本を敵視する相手のホームグラウンドに軽々しく行ってはならない。
油断していると見られ他国からも軽く見られる。
中共は安倍さんを脅すと思われる。異様な雰囲気を作ることもできる。
3.降伏か恥をかかせるか
安倍さんは中共に行っても良いことはないだろう。
屈服しなければ国際的に恥をかかされる。
日中密約があるように国際的に宣伝し米国に安倍さんに疑いを持たせることも考えられる。
4.とにかく訪中はしないことである。外務大臣に行かせれば良い。
まず内政を固めなければ外国に出てゆけない。
(MC生)
(宮崎正弘のコメント)直前に安倍首相が訪中、訪韓を“ドタキャン”するってのはどうでしょうか。
♪
(読者の声3)《第5回9・29反中共デー東京大会の報告》
第5回目となる本年は、中共大使館がある東京での大会をはじめ、総領事館がある福岡で九州大会、大阪で関西大会、名古屋で中部大会、さらに中華街で有名な横浜では神奈川大会が開催されました。
東京大会は中共大使館付近の公園に250名が集合して、野外集会と徒歩デモを行いました。
我が国の国旗だけではなく、チベットの国旗も掲げられた上、「9・29反中共デー」「打倒中国共産党」「日中国交断絶」「中華覇権主義排撃」「まもれ!尖閣諸島」という大会スローガンの幟のほか、それぞれの主張が書かれたプラカード、また中国語で書かれたプラカードなどが林立、いろいろな立場の人々が参加していたことが分かります。
決起集会は午前11時から開始され、正午にはデモに出発しました。
デモのコースは三河台公園~(六本木通り)~(外苑西通り)~広尾公園です。
午後1時30分から総括集会を開始、2時前には解散しました。
解散の後、個人の意思と責任において、中共大使館まで抗議に赴いた人々も多々おりました。
これからも全国の同志、台湾の独立や正名を目指す人々、チベット・東トルキスタン・南モンゴルの解放を目指す人々、「中国」民主化を目指す人々などと連帯して、中共と戦ってまいります。
今後もご指導ご教示のほど宜しくお願い申し上げます。
【三澤浩一】
(宮崎正弘のコメント)参集された皆さん、お疲れさまでした。小生は、この日、京都におりました。かつての日本の首都から御盛会を祈っておりました。
♪
(読者の声4)安倍晋三総理閣下への手紙
新総理誕生、こころよりお祝い申し上げます。
内外の化石頭の抵抗族の執拗な攻撃にもご信念を貫き通されんことを祈念するものです。
いまここで、折角前総理が宗教干渉の非を分からせることに進みかけたところ、すこしでも妥協の疑いが起こるようなことは、安倍総理のこと、ありえぬこととは思いますが、つい不安がよぎりメールをさしあげる無礼をお許しください。
選挙によらない中国独裁政権に民意を語る資格は全くありません。
ゆすりたかりのたぐいであることを明確にわからせていただきたいのです。でなければ永久にたかられ続けることになります。
なお安倍総理の所信表明等にたいする各界の批判に対し、私見を少しく列記させていただきます。
1)論功行賞?
思想の確かな人選は当然のこと。従来の派閥縦断バランス感覚は、国民を無視したものであること。入閣は断じて恩賞ではありません。
国家の建設という重責を科した組織であることを忘れた批判であることです。
2)谷垣入閣もれ
お見事なご判断でした。ハニートラップの疑いが晴れていないこと。靖国反対でいったいだれが喜ぶのか?
消費税の具体的提案? とんでもない?
莫大な借金の解決に正直な発言? 国民はある日突然に知らされたのです。まず各地で起こっている公務員不祥事にけりをつけること。
政権担当者から土下座謝罪がほしいのです。それからです。
いったい中国軍隊を強化するために援助しているというODAはだれがきめたのか? 国連常任理事国(中共)の何倍かの負担をすることは一体だれがきめたのか?
安倍総理の率先した報酬辞退はお見事の一言。
3)麻生・小沢の無宗教施設案?
全く民意がおわかりでない? だれがお参りするのか?国賓?霊の選別はだれが?。こんな民意を無視したことを本当にできるとでもおもったのでしょうか?。もし本気なら幼稚そのものです。
4)政教分離?
なぜこの政教分離思想がでてきたのか?。歴史はおおきな弊害により作られることで、聴くところ、この思想は、宗教間ではなく宗派間(プロテスタント、カソリック)の抗争を経た思想という。
一体総理が神社にお参りすることが宗教行事などというのは滑稽そのもの。宗教を起源とした文化は、無数です。日本の仏教、神道は宗教でなく文化そのものです。もうそろそろ民意から遊離した法律家に難題を任せる事に終止符を。
ほんの数パーセントの支持者による政党である公明党はその弊害はないのですか?。これだけ国政に影響するありさまは、弁護士あがりの専門馬鹿(法律)が文化論をたれるテレビは吐き気がしてテレビを切るのです。
安倍倍総理による新生自民党でかならず単独過半はまちがいないのです。
5)目的と手段をはき違える小沢に民主党の未来はない!
中国に迎合するだけの靖国論で明確に人間の大きさがわかろうというものです。政党の目的は、国家建設!。政権奪取(小人の目的)のために哲学(国民の尊厳。生命、財産)を捨てるものは見捨てられるのです。
6)なぜ専門馬鹿(裁判官)に文化を任せるのか?(国歌国旗)
文化を語る者の怠慢これに勝るものなし!。自由奔放とまでいう米国ですら斉唱時には直立するというのに。これは一裁判官ではなく国民がきめること。
7)郵政民営化ではじかれた信念の人たちに間違いを正して迎えたい。
平沼議員など在野におくは国家の損失。
8)安倍総理の所信表明は具体性に欠ける?。経済に弱い?。
国民の生命(拉致被害者の救出)を守ること、美しい日本、はこれから無数の難問に出会うときのひとつの尺度であって具体策ではないこと。問題解決の現場で、解決策を思案するに、この案はこの尺度に合致しているか、美しいといえるのかどうか?という尺度です。美しいとはどういう意味か?。それはこれから国民がきめること。
国民は総理に実務者(経済学者)を期待するものではないこと。
それを使う人を選ぶのであり、あきれるくらい低次元の議論がされることに絶望 感すらよぎるのです。
安倍倍総理を支持する国民は、所信表明をきくまでもなく支持しているのです。毅然として反論するか、説明してやってください。
(YM生、各務原)
(宮崎正弘のコメント)安倍さんの所信表明、文言を見る限り、なかなかコクがあって、切れ味も鋭いものが並んでいました。評価して良いでしょうね。
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宮崎正弘『中国から日本企業は撤退せよ!』
(阪急コミュニケーションズ刊、定価1680円)
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日本製品に難癖をつけ、中国へ進出した日本企業への嫌がらせが続く。一方で技術を盗取し続ける、世界一のマナー破りの国と、日本はいつまで真面目に付き合うつもりか?
◎ ◎
<宮崎正弘のロングセラーズ>
『中国人を黙らせる50の方法』(徳間書店刊。定価1680円)
『出身地でわかる中国人』(PHP新書、861円)
『朝鮮半島、台湾海峡のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房、1575円)
『中国よ、“反日”ありがとう』(清流出版、1470円)
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成18年(2006年)10月3日(火曜日)
通巻第1572号
◎宮崎正弘のホームページ http://www.nippon-nn.net/miyazaki/
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http://www.melma.com/backnumber_45206/