宮崎正弘さんのHPへ、県庁のパソコンからアクセスすると「過激人物につきアクセス禁止」と標示される
陳良宇(前上海書記)一味が横領した五億ドルは不動産投機に
まわっていた
上海市郊外開発にデベロッパーと組んで、公金を横領
政治局員を解任された陳良宇(上海市書記)は、投機資金を得るために上海市の社会福祉年金から40億元、およそ五億ドルを横領し、デベロッパーと組んで、濡れ手に粟のビジネスを展開していたことがわかった。
子分の祝均一(上海市労働社会保障局長)が不正流用したとして、八月に解任されていた。
その後も捜査が続行され、高速道路会社経営の大富豪・張栄伸に不正融資された金額は34億元と発表されていた。
さらにその後、上海市書記の秘書役だった秦裕(宝山区区長)も解任、あわてた陳良宇・上海市書記側からは、「これ以上の捜査をいないよう」激越な要請が呉官正(中央規律委員会主任、政治局序列8位)になされていた事実も判明した。
書記代行についたのは韓正(上海市長)。
ただし上海の汚職犯罪捜査には北京から百名前後の特別チームが派遣されており、「中央規律委員会」とは要するに、胡錦濤からの直接の命令がないと動かない組織である。
この事件、まだまだ奥深く、予想外の伏魔殿がありそう。
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(読者の声1)或る自治体の話です。県の名前を出せませんが「つくる会」の教科書採択で激越にもめた自治体のひとつです。
宮崎正弘さんのHPへ、県庁のパソコンからアクセスすると「過激人物につきアクセス禁止」と標示されるのです!
驚きました。これじゃ。中国の言論統制とおなじだって。
(I生)
(宮崎正弘のコメント)小生のHPはハッカー攻撃が凄まじいのですが、防御ソフトをつねに入れ替えても、ときどき繋がらない。でも、そうですか。アクセス禁止?
まさしく焚書坑儒ですね。
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(読者の声2)宮崎さんの新刊(『中国から日本企業は撤退せよ』)。早速、書店に走りました。
ある店では8冊が確実に売れていました。発売と同時にです。きっと売り切れ店、続出ではないでしょうか?
(FF生、小平)
(宮崎正弘のコメント)替わりに書店の報告をいただいて恐縮です。出足は好調のようですが、なにしろ題名だけが過激なので、書店における扱いのされ方が、問題だろう、と思います。
しかし広告もでない前から動きがあるのは珍しいケースと版元。
来週は山手線の宙づり広告に(全体広告の一部ですが、NEWSWEEKの発行元なので)出していただけるようです。
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(休刊のお知らせ)福井、京都取材旅行のため小誌は明日から月曜まで休刊です。
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(絶賛発売中!)
宮崎正弘『中国から日本企業は撤退せよ!』
(阪急コミュニケーションズ刊、定価1680円)
日本製品に難癖をつけ、中国へ進出した日本企業への嫌がらせが続く。一方で技術を盗取し続ける、世界一のマナー破りの国と、日本はいつまで真面目に付き合うつもりか?
「第一部」では日本のメディアが報道しない中国進出日本企業の惨状や、外資に対して相変らずのでたらめな運用システムを、「第二部」は中国繁栄の幻影にひそむ経済格差の激化、奇病や公害、偽りの宗教容認、「反日」のからくりと、きな臭さを増す北朝鮮情勢に対する中国の真の意図を分析。「第三部」は、今後中国にかわる国々として、ベトナムやラオス、ミャンマーをはじめとした南アジア・中央アジアの国々を展望する待望の書 !!
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<宮崎正弘のロングセラーズ>
『中国人を黙らせる50の方法』(徳間書店刊。定価1680円)
『出身地でわかる中国人』(PHP新書、861円)
『朝鮮半島、台湾海峡のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房、1575円)
『中国よ、“反日”ありがとう』(清流出版、1470円)
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成18年(2006年)9月28日(木曜日)
通巻第1569号
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