イスラエルからのニュース
2006年9月24日(日)ロシュ・ハシャナで新聞休刊日
****************************************************
*ヒズボラがベイルートに数十万人を集め「勝利集会」。演説したナス
ララは、世界最強の軍隊も、我々を武装解除することはできないと豪
語し、国連決議を受入れて武装解除する可能性を否定した。(H,Y)
*「連立政権構想は振り出しに戻った」と自治政府のアッバス議長。ハ
マスがイスラエル殲滅の方針を変えず「イスラエルを滅ぼす前段階」
として停戦するとの立場を変えないため。(Y,P,H)
*ビンラディンが伝染病で死亡したとの情報。しかし、確認する証拠は
何も無く、各国政府や機関はコメントを控えている。(Y,P,H)
*ネグロポンテ米国情報長官が、アルカイダのレバノン進出に懸念を表
明。スンニ派系の同組織はレバノン進出を宣言しているが、シーア派
のヒズボラとは仲が悪いと見られている。(Y)
*レバノン戦争の終結は中東和平の機会になるとの見方を、シリアの外
相が表明。しかし、国連軍のレバノン-シリア国境への展開に強く反
対し、シリアも軍を配備して対抗する考えを示した。(H,Y,P)
*レバノンのマロン派クリスチャンの指導者が、イスラエルとヒズボラ
の捕虜交換は近いとの見解を表明。(Y)
*英国のイスラム教徒に対する世論調査で、86%が「テロの企てを知
れば当局に通報する」と回答。(H)
*ロシュ・ハシャナ(ユダヤ新年)の休日、北部観光地のホテルは85
%の稼働率。カチューシャロケット砲の被害現場も、死者を慰問する
人々や被害状況を見る人々で混雑した。(Y)
2006年9月25日(月)
****************************************************
*「イスラエルとの平和を望むが、その望みが無くなれば戦争の用意が
ある」とシリアのアサド大統領。オルマート首相は、テロ支援国家で
あるシリアとの和平交渉は時期尚早だとの見方を示した。(H,P,Y)
*アイルランドの学術関係者がイスラエルボイコット。EUの学界にイ
スラエルの学術組織を認めないように呼びかけている。(H,P)
*自治政府のハニエ首相は、連立政権交渉に楽観的な見通しを表明。し
かし、イスラエル殲滅路線は変えないと語った。(H,P)
*オルマート首相が最近、サウジアラビア王家の高位者と会談していた
との報道。しかし、オルマート首相もサウジアラビア政府関係者もそ
のような会談があったことを否定している。(P)
*国防軍兵士8人がナブラス旧市街で負傷。作戦行動のため市内に入っ
たところ、爆発物による攻撃を受けたもよう。(H)
*辞任を表明した国防軍の北部司令官の後任をめぐり、ハルツ参謀長と
ペレツ国防相に意見の不一致。後任はまだ決まっていない。(H)
*外交交渉でイランの核開発を阻止できなかった場合、軍事攻撃を行う
べきだとの意見は、イラクが34%、イスラエルが30%、アメリカ
が21%、英は8%、仏は6%、独は4%。(P)
*タンジーム指導者のバルグティ、ゼエビ観光相殺害犯のサアダトを国
防軍兵士と交換に釈放するよう自治政府が要求。イスラエル政府高官
は、この2人を釈放することはありえないと語った。(P,Y)
2006年9月26日(火)
****************************************************
*自治政府のアッバス議長がハニエ首相との会談を中止。議長はハマス
にオスロ合意の公認を迫っているが、ハマスは拒否している。オスロ
合意はパレスチナ人自治を定めた1993年の合意。(H,P,Y)
*オルマート首相を収賄の疑いで捜査すべきだと国家監察官が報告。家
の大幅値引きと引換えに、建築会社に便宜を提供した疑い。(H,P)
*ブッシュ大統領が年末に中東訪問へ。パレスチナ紛争を解決し、イラ
ンがアラブ世界で覇権を確立することを阻止するのが狙い。(H)
*ヒズボラの武装解除など国連決議が完全履行されるまでは、レバノン
上空の偵察飛行は続けると国防軍が発表。一方、国連軍はイスラエル
の領空侵犯が国連決議違反だとして中止を求めている。(P,Y)
*南レバノンの9割の地域は国連軍とレバノン軍に引き渡されたと国防
軍が発表。国連軍の努力で、ヒズボラのイスラエルに対する挑発行為
は抑えられていると評価している。(H,P)
*イランの核問題は外交的解決が可能だと、イランのモタキ外相。単な
る時間稼ぎだとの見方も。同国は莫大な石油資源を持ちながら、原子
力エネルギーが必要だとの名目で、ウラン濃縮を続けている。(H)
*国連の調査団が、レバノンのハリリ元首相暗殺事件の調査状況を報告。
トラックに1800キロの爆弾を積載した自爆テロリストは、歯の治
療方法などからレバノン人ではない可能性が高い。(P,H)
*ハマスに批判的だったガザのTVキャスターを武装勢力が誘拐して脅
迫。数時間後に解放された。(P)
*西岸地区とガザの封鎖を国防軍が解除。(Y)
[情報源略号表]
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretz.com/
7=アルツ7 http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
==============================================
発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
****************************************************
*ヒズボラがベイルートに数十万人を集め「勝利集会」。演説したナス
ララは、世界最強の軍隊も、我々を武装解除することはできないと豪
語し、国連決議を受入れて武装解除する可能性を否定した。(H,Y)
*「連立政権構想は振り出しに戻った」と自治政府のアッバス議長。ハ
マスがイスラエル殲滅の方針を変えず「イスラエルを滅ぼす前段階」
として停戦するとの立場を変えないため。(Y,P,H)
*ビンラディンが伝染病で死亡したとの情報。しかし、確認する証拠は
何も無く、各国政府や機関はコメントを控えている。(Y,P,H)
*ネグロポンテ米国情報長官が、アルカイダのレバノン進出に懸念を表
明。スンニ派系の同組織はレバノン進出を宣言しているが、シーア派
のヒズボラとは仲が悪いと見られている。(Y)
*レバノン戦争の終結は中東和平の機会になるとの見方を、シリアの外
相が表明。しかし、国連軍のレバノン-シリア国境への展開に強く反
対し、シリアも軍を配備して対抗する考えを示した。(H,Y,P)
*レバノンのマロン派クリスチャンの指導者が、イスラエルとヒズボラ
の捕虜交換は近いとの見解を表明。(Y)
*英国のイスラム教徒に対する世論調査で、86%が「テロの企てを知
れば当局に通報する」と回答。(H)
*ロシュ・ハシャナ(ユダヤ新年)の休日、北部観光地のホテルは85
%の稼働率。カチューシャロケット砲の被害現場も、死者を慰問する
人々や被害状況を見る人々で混雑した。(Y)
2006年9月25日(月)
****************************************************
*「イスラエルとの平和を望むが、その望みが無くなれば戦争の用意が
ある」とシリアのアサド大統領。オルマート首相は、テロ支援国家で
あるシリアとの和平交渉は時期尚早だとの見方を示した。(H,P,Y)
*アイルランドの学術関係者がイスラエルボイコット。EUの学界にイ
スラエルの学術組織を認めないように呼びかけている。(H,P)
*自治政府のハニエ首相は、連立政権交渉に楽観的な見通しを表明。し
かし、イスラエル殲滅路線は変えないと語った。(H,P)
*オルマート首相が最近、サウジアラビア王家の高位者と会談していた
との報道。しかし、オルマート首相もサウジアラビア政府関係者もそ
のような会談があったことを否定している。(P)
*国防軍兵士8人がナブラス旧市街で負傷。作戦行動のため市内に入っ
たところ、爆発物による攻撃を受けたもよう。(H)
*辞任を表明した国防軍の北部司令官の後任をめぐり、ハルツ参謀長と
ペレツ国防相に意見の不一致。後任はまだ決まっていない。(H)
*外交交渉でイランの核開発を阻止できなかった場合、軍事攻撃を行う
べきだとの意見は、イラクが34%、イスラエルが30%、アメリカ
が21%、英は8%、仏は6%、独は4%。(P)
*タンジーム指導者のバルグティ、ゼエビ観光相殺害犯のサアダトを国
防軍兵士と交換に釈放するよう自治政府が要求。イスラエル政府高官
は、この2人を釈放することはありえないと語った。(P,Y)
2006年9月26日(火)
****************************************************
*自治政府のアッバス議長がハニエ首相との会談を中止。議長はハマス
にオスロ合意の公認を迫っているが、ハマスは拒否している。オスロ
合意はパレスチナ人自治を定めた1993年の合意。(H,P,Y)
*オルマート首相を収賄の疑いで捜査すべきだと国家監察官が報告。家
の大幅値引きと引換えに、建築会社に便宜を提供した疑い。(H,P)
*ブッシュ大統領が年末に中東訪問へ。パレスチナ紛争を解決し、イラ
ンがアラブ世界で覇権を確立することを阻止するのが狙い。(H)
*ヒズボラの武装解除など国連決議が完全履行されるまでは、レバノン
上空の偵察飛行は続けると国防軍が発表。一方、国連軍はイスラエル
の領空侵犯が国連決議違反だとして中止を求めている。(P,Y)
*南レバノンの9割の地域は国連軍とレバノン軍に引き渡されたと国防
軍が発表。国連軍の努力で、ヒズボラのイスラエルに対する挑発行為
は抑えられていると評価している。(H,P)
*イランの核問題は外交的解決が可能だと、イランのモタキ外相。単な
る時間稼ぎだとの見方も。同国は莫大な石油資源を持ちながら、原子
力エネルギーが必要だとの名目で、ウラン濃縮を続けている。(H)
*国連の調査団が、レバノンのハリリ元首相暗殺事件の調査状況を報告。
トラックに1800キロの爆弾を積載した自爆テロリストは、歯の治
療方法などからレバノン人ではない可能性が高い。(P,H)
*ハマスに批判的だったガザのTVキャスターを武装勢力が誘拐して脅
迫。数時間後に解放された。(P)
*西岸地区とガザの封鎖を国防軍が解除。(Y)
[情報源略号表]
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretz.com/
7=アルツ7 http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
==============================================
発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp