９・１１以後のアメリカ人
初めてアメリカ本土で、外国人に大勢のアメリカ人を殺されたショックは
大きかったようだ。アジアの小国には原爆を二度も落としても、何とも
悪いとも感じず、爆撃に使用された飛行機を平気で展示しているアメリ
カも、自国民が目の前で建物ごと崩れて消えた事件は悲しかったようだ。
テレビでリアルタイムで観ている日本人だって悲しかった。
誰だって無実の市民が大量に殺されていくさまを見るのは辛い。
アメリカで働く日本人も犠牲になっている。
「テロリストは全員イスラム」という現実がある。コーランをどう解釈する
かで、テロは正当化されるし、多くのイスラム人口を抱えるアジアの国
の人々はテロリストの気持ちを肯定的に理解し、共感する。
イスラム聖職者が今後、アメリカに対するテロ行為をコーランによって
否定するのか、テロを起こす組織を黙認するかによって今後テロが増え
続けるのか決まると思うし、テロリストの拠点をアメリカが叩くのか、
アメリカやヨーロッパに潜むテロリスト要請学校のような勧誘、教育、
資金提供を行う組織を検挙し、空港での監視をきつくするかによっても
今後の実際に行われるテロの数は減ると思う。
イスラム過激派の教師たちが若者を煽リ続ける限り、テロリストの数は
減る事はないだろう。アメリカでは、テロリストの拠点を攻撃し、さらに
イスラム国家の人々をアメリの敵に変えるより、復讐を止めて憎しみを
輪を広げるのをやめようとする平和運動が起きているそうだ。
まるでベトナムの反戦運動が起きたときのようになっているそうだ。
保守的な州では、反戦運動をする家の玄関の植木が焼かれたり、
子供が学校でいじめられたりするそうだ。植木を焼かれるというのは
穏やかではない。アメリカ人が平和を望んで、報復を止めたいというのは
大変すばらしい考えだが、アフガニスタンでタリバンをそのままにしていた
ら、ビン・ラディンは豊富な資金を使ってますますタリバンと共に強大な
力を持つようになっただろうと思う。アメリカがアフガニスタンに入ったのは
仕方が無い。ビン・ラディンに金を送っていたのはサウジアラビアの
金持ちたちが多かったらしい。イラクに関してはテロとどういう関係がある
のかよく分からない。フセインが今後アメリカの強力な敵となるとアメリカ
は判断したようだ。イランはどうか。北朝鮮はどうか。北朝鮮に関しては
付け足しで「ならずもの国家」に入れただけで、チャイナの指導の元、
核を作ったような貧乏国は、チャイナの許し無しに核を使えないとアメ
リカは分かっているので、北朝鮮とは直接に交渉しない。
チャイナに文句を言うだけでチャイナは北朝鮮を責任をもって管理すると
アメリカは知っている。そもそも北朝鮮に核の技術を与えたのは
チャイナだ。イランは、原子力発電所を持つ事を止めないし、核を持つ
気でいる。チャイナがイランに核の技術を教え、原子力発電所はロシア
の指導のもと、建設されている。結局どこもかしこもアメリカの敵とする
国にはチャイナがからんでいるのだ。アメリカはいそがしい。
日本が先の戦争で嫌われて戦争に巻き込まれるきっかけになったのは、
世界が嫌うドイツ、イタリアと同盟を結んだからだ。
アメリカが世界の嫌われ者にならないよう、日本はもっと意見を言う
べきだし、今後どんどんアメリカが国を疲労させないよう、日本も助言
しないといけない。アメリカの核で隣のチャイナの暴走から守られている
部分があるのだから、アメリカをもっと管理しないといけない。
日本はもっとイスラム過激派を抱える国やイスラム国家の中に入って
情報を集めて、未来のアメリカを助けないといけない。
何もしないで見ているだけでは、日本の国益にならない。チャイナと深く
かかわっている日本はよけい、チャイナの情報を集めて日本が末永く
安泰でいるためにチャイナとアメリカを手玉に取らねばならない。
しかし、スパイ天国と言われる日本で、諜報部員もいない日本がそんな
ことができるのか。逆にチャイナに元自衛隊に接近されて、自衛隊の
情報を盗まれている始末だ。
最近では日本の自衛隊の船の鋼材のデータをチャイナに漏らす元
自衛隊がいたそうだ。９・１１以後の衰えていくアメリカを日本はどう
サポートするのか。日本とは関係ないと人ごとのようにしていてはいけ
ない。アメリカが嫌われるなら、日本も嫌われることになる。昔、嫌われ
者国家のドイツについて日本も嫌われたことを日本人は忘れたのか。
最近のチャイナの攻撃的な態度や毎年２桁の伸びで軍備をそろえる
態度を見て、日本の安全を考えると、日本はアメリカとは切っても切れ
ない関係になっているのだから、金のサポートだけではなく、影の活動で
アメリカを補助していく働きをしてもいいのでは？
それより先に、日本で暗躍するチャイナとロシアと朝鮮半島のスパイを
なんとかするのが先だが。