四方院
北京には四方院という清朝時代の家が残っているそうだ。
ずっと前、テレビの番組で中国政府が古ぼけた町並みはいらないと
考えて、どんどん住民を立ち退きさせて、近代的なビルを建てま
くっているというのを観た事があった。すばらしい文化遺産なのに、
そんな町並みを大事にしないで壊していく中国政府はなんて愚かな
のだろう。観光資源になるのに!と、情けないやら腹が立つやら
イライラするやらなにやら複雑な思いでいたのだが、実は少しは
残しているということが分かった。
政府が管理すると金がかかるので、金持ちに売って個別に修繕して
もらおうという作戦をたてたらしい。最近では、土地は政府のものだが
建物は個人のものという法律を作って、積極的に不動産屋に売らして
いるらしい。一軒、4000万円から6000万円で売っているそうだ。
金持ちは修繕に2000万円かけたとテレビでコメントしていた。
結局北京に残っている歴史的建造物が満州人の清国の遺産で、
支那人は何一つ、すてきな物を作っていない。西洋風なビルやけば
けばしい歴史風建物は建てているが、観光名所になるような文化的な
価値はあるのかどうか、、、。古い名所や記念館は壊してコンクリートで
作り直しているそうだ。情緒もなにもあったもんじゃない。
外国人の観光客を呼び込むには、昔の町並みを残す必要があるのに、
ひなびた場所は作り直せとばかりに、どんどん新しくしているらしい。
外国人が求めるものは、きっと支那人が占領した少数民族の土地にしか
残っていないんだろうな。そんな場所でもみやげ物店の店主はみんな
支那人で、少数民族は儲けを手にすることは少ないそうだ。