東洋エンジニアリングが山西蘭花清潔能源有限責任公司に技術を提供
東洋エンジニアリング株式会社(以下、TEC)は、山西省の山西蘭花清潔能源有限責任公司が同省・晋城市に新設する石炭原料のジメチルエーテル(DME)製造設備にライセンス及びプロセス設計、触媒と技術サービスを供与する契約を交わした。プラントの日産量は420トンとなる。
山西省は中国有数の石炭生産地として知られており、今回、TECが受注したプラントではTECが開発した技術を用いて、同省産の石炭をガス化したメタノールを原料とする。DMEは次世代のクリーンエネルギーとして多方面での実用化が研究されているが、このプラントでの生産分は当面、液化プロパンガスの代替品、噴射剤などとして地元で消費される予定。将来的には自動車の代替燃料とすることを目指す。プラントは07年末に完成の予定だ。
TECでは受注額を公表していないが、同社広報部では「数億円規模」と回答。建設費用は山西蘭花清潔能源有限責任公司が出資し、事業全体での投資額は「数十億円単位になる」としている。
TECでは03年に世界初となる商業規模の燃料用DMEプラントを四川省に建設。05年までに同省内に2基、寧夏回族自治区で1基を受注していた。DMEは石炭のほか、天然ガスからも製造が可能で、これまでに受注したのは石炭ガス原料用と天然ガス原料用が各2基。
中国ではTECが開発したDME製造技術に向く中小規模のガス田が多く、石炭生産量も多い。石油依存の解消と環境問題改善に向けたニーズが高まっていることから、TECでは今後も中国企業とのライセンス契約が増ていくものと見込んでいる。(編集担当:恩田有紀)
山西省は中国有数の石炭生産地として知られており、今回、TECが受注したプラントではTECが開発した技術を用いて、同省産の石炭をガス化したメタノールを原料とする。DMEは次世代のクリーンエネルギーとして多方面での実用化が研究されているが、このプラントでの生産分は当面、液化プロパンガスの代替品、噴射剤などとして地元で消費される予定。将来的には自動車の代替燃料とすることを目指す。プラントは07年末に完成の予定だ。
TECでは受注額を公表していないが、同社広報部では「数億円規模」と回答。建設費用は山西蘭花清潔能源有限責任公司が出資し、事業全体での投資額は「数十億円単位になる」としている。
TECでは03年に世界初となる商業規模の燃料用DMEプラントを四川省に建設。05年までに同省内に2基、寧夏回族自治区で1基を受注していた。DMEは石炭のほか、天然ガスからも製造が可能で、これまでに受注したのは石炭ガス原料用と天然ガス原料用が各2基。
中国ではTECが開発したDME製造技術に向く中小規模のガス田が多く、石炭生産量も多い。石油依存の解消と環境問題改善に向けたニーズが高まっていることから、TECでは今後も中国企業とのライセンス契約が増ていくものと見込んでいる。(編集担当:恩田有紀)
(サーチナ・中国情報局) - 9月8日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060908-00000005-scn-cn
お隣の国が空気を汚すと日本の空も汚れるから、石炭をガス化する
技術を提供するのは地球のために役立つね。