イスラエルからのニュース | 日本のお姉さん

イスラエルからのニュース

2006年8月27日(日)
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*イランが重水製造施設を完成。核開発を進める方針を表明したが、ア
フマディネジャド大統領は「わが国の核はシオニスト国家の脅威には
ならない」と語り、平和利用が目的だと説明した。(
P,H,Y)

*セクハラ疑惑を受けるカツァブ大統領が「私を有罪だと決めてかかっ
ている」と辞任を求める議員らをインタビューで非難。(P,H)

ヒズボラとの捕虜交換の交渉が進行中だとエジプト紙が報道。ガザで
誘拐された兵士の釈放交渉も進んでいるという。(P,Y)

ドイツもレバノンに1200人の兵士を派遣することを決定。(H)

*ファタハの中央委員会がハマスとの連立政権交渉を進める方針を決定。
イスラエルの存在容認などの条件は棚上げにして連立を組む。権力維
持のための旧世代の策略だとして、ファタハの若手は反発。(P,H)

*エルサルバドルが大使館をテルアビブに移すことを決定。これでエル
サレムに大使館は無くなった。(P)

*旅客機連続爆破未遂事件の後、英国で行われた世論調査でイスラム教
が西洋に対する脅威だとする意見が53%。大多数のイスラム教徒が
平和的な人々だとの見解はわずか16%だった。(P)

エジプトのイスラム教指導者が「ユダヤ人はマッツァに人間の血を入
れて焼く」とする反ユダヤ的な論説を新聞に発表。(Y)

*米国の世論調査で現代イスラエル建国がキリスト再臨につながる預言
の成就だとする意見は平均35%。南部では45%、キリスト教福音
派では69%だが、カトリック等の伝統的教派では3割程度。(P)

2006年8月28日(月)
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*ナスララが「今回の結果を知っていれば、兵士誘拐はしなかった」と
謝罪とも取れる発言。無益な戦争を始めたとの厳しい国内世論を受け
た動きか。しかし、武装解除には応じない姿勢を示した。(H,Y)

*レバノンに残る国防軍は、ヒズボラが築いた壕や陣地を破壊中。国境
地帯には巨大な壕が築かれ、シャワーも完備していた。(H,Y)

*国防軍がハマスのメンバーをミサイルで殺害した際、付近の車内にい
たロイターのスタッフも負傷。報道関係である表示のある車を攻撃し
たとして、同社は国防軍に抗議している。(P,H,Y)

*ハマス高官が「イスラエルを非難するのをやめて反省しよう」との論
説。イスラエルの撤退後、武装勢力は抗争に明け暮れ、不必要なイス
ラエルとの戦争を続けて、暮らしが壊滅したため。(P,Y)

2006年8月29日(火)
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*戦争遂行に関する調査委員会の設置をオルマート首相が発表。しかし、
法的拘束力のある捜査権限の付与は見送った。(P,H,Y)

*国連のアナン事務総長が11日にわたる中東歴訪を開始。ベイルート
で「国連決議はバイキングではなく定食」と語り、兵士の釈放やヒズ
ボラの武装解除を含む全項目が履行されるべきだと語った。(P)

*米国のジャクソン師が、シリア、レバノン、イスラエルを回り、兵士
の解放交渉
を仲介。同師は宗教対話運動も指導している。(P,Y)

*国防軍がラマラでアルアクサ殉教団のテロリスト、アルアラディを殺
害。また、ジェニンでは非武装の男性が国防軍に射殺された。(P)

*国連世界食料計画(UNWFP)が、ガザで食糧危機が迫っていると
警告。ここ2ヶ月の戦争で経済基盤が崩壊しつつあるため。(H)

20年前にレバノンで行方不明になったアラド飛行士の生存時の映像
をレバノンのTVが放映へ。入手経路などは不明。(
P,H)

*レバノン軍がシリアとの国境に展開を開始。パレスチナ難民キャンプ
の武装勢力にも武装解除を要求したもよう。真剣に国連決議を実施す
る構えではないかと期待されている。(Y)

*イスラエル統計局の調査で、イスラム教の女性が生涯に産む子供の数
が減少し4.6人
に。ユダヤ人女性は不変で2.7人。(P)

*京都で行われた世界宗教者平和会議でヨルダンのハッサン王子が「人
民から搾取して、勝ち目が無いイスラエルとの戦争のための武器を買
っている」と、アラブの指導者を激しく批判した
。(Y)


 P=エルサレム・ポスト  http://www.jpost.co.il/
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/
 7=アルツ7       http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
 ( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。

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発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp