古いニュースだけどルーマニアに行くなら野良犬に注意しよう。
ルーマニアの首都ブカレストで29日、現地在住の邦人男性(68)が野良犬に襲われて死亡した。外務省などによると男性は午後3時ごろ、車から降り自宅に歩いていた際に左足をかまれた。自力で約30メートル離れた警備員に助けを求めたが死亡。死因は傷が静脈に達したための出血多量らしい。
男性は自営業で、ルーマニア日本協会の幹部を務めていたという。
ブカレスト狂犬病予防センターによると人口約192万人で、野良犬は約20万匹に増え、かまれるなどの被害が年間約2万件発生。野良犬の3割が狂犬病に感染しているという。「野良犬は日が暮れると元気になり、暗がりで青い目を光らせながら走ってくるとまるでオオカミのようだ」と市民らは不安を隠さない。
野良犬は1950-60年代のアパート群建設で捨てられて増え始め、チャウシェスク政権時代の80年代の都市化政策でさらに増えたという。
ルーマニア全体では約200万匹に上るとされ、深刻な社会問題になっているが、自宅で飼う経済的余裕がない市民がエサを与えたり、動物愛護活動家らの反対で駆除が進まなかったりで、増える一方だという。
ホームページでルーマニア渡航の際は野犬に注意するよう呼びかけている外務省海外邦人安全課は「このような注意事項はルーマニアだけ」と話している。
アツシのB級ニュース批判はおもしろい。↓