宮崎正弘の無料メルマガに付いていたコメント | 日本のお姉さん

宮崎正弘の無料メルマガに付いていたコメント

旧日本軍による1937年の南京虐殺を題材にした3作の映画制作の計画が中国で進んでいる。来年は南京虐殺から70年を迎える節目の年だが、同じ題材による映画が3作同時に制作されるのは異例だ。1本は米英中3国の共同制作による映画で、来年12月の公開を目指しているといい、国際的にも関心を呼びそうだ。

 米英中による共作映画の仮題は「南京災禍(中国語名・南京浩劫)」。中国から制作に加わる国有企業系の江蘇省文化産業グループによると、米国の脚本家、ウィリアム・マグドナルド氏がすでに南京入りし、生存者らに取材するなどで脚本を執筆したという。伝統的な中国人家庭の母親と、実在した米国人教育家という女性2人の目を通じて南京虐殺を描いた物語とされる。

 制作費は3億元(約45億円)。監督や出演者の顔ぶれは公表されていないが、中国政府当局から撮影許可を得て、今年12月からロケ地となる南京で撮影を始める。同グループは昨年11月に米映画会社側から話が持ち込まれ、ハリウッド進出など商業性も考慮したうえで共作に応じたという。

 李向民(リー・シアンミン)・同グループ会長は「国際社会ではあまり知られていない南京大虐殺を多くに知らせたい。中国政府や中国人の立場に立つのではなく、歴史の事実に忠実につくられる」と話した。

 ほかの2作は、04年東京国際映画祭審査員特別賞を受賞した陸川(ルー・チョワン)監督による「中国戦回顧録(仮題)」と、香港のスタンリー・トン監督による「日記」。

 陸監督側の説明によると、「中国戦回顧録」は旧日本兵だった一人の老人が、上海上陸から南京虐殺までを振り返り、戦争がどのように人間を変えたのかを描く。現在、脚本を執筆中で、来年初めから撮影を始める予定。陸監督は「南京災禍」にも企画担当として加わり、江蘇省文化産業グループが陸監督の映画にも資金提供する。

 「日記」は、今年4月に当局から撮影許可を得ているという。中国メディアの報道では、南京虐殺当時の複数の日記を参考に日中戦争を描くとされ、年末から来年初めにかけて撮影開始という。 2006/8/17


http://www.asahi.com/world/china/news/TKY200608170390.html

(読者の声7)“旧日本軍”による1937年の南京虐殺を題材にした3作の映画制作の計画が中国で進んでいるそうだ。
来年は所謂「南京虐殺」から70年になるが、同じテーマでの映画が3作も制作されるのは異例である。
朝日新聞に依れば「1本は米英中3国の共同制作による映画で、来年12月の公開を目指しているといい、国際的にも関心を呼びそう」という。
「既に米国の脚本家、ウィリアム・マクドナルド氏が南京入りし、生存者らに取材するなどして脚本を執筆したという。伝統的な中国人家庭の母親と、実在した米国人教育家という二人の女性の目を通じて南京虐殺を描いた物語とされる。仮題は「南京災禍」。
制作者は「国際社会ではあまり知られていない南京大虐殺を多くの人に知らせたい。中国政府や中国人の立場に立つのではなく、歴史の事実に忠実に作られる」と話した。
制作費は三億元(45億円)という。 ほかの二作はルーチョワン監督による「中国戦回顧録」と香港のスタンリー・トン監督による「日記」(朝日新聞2006年8月18日号朝刊より)。
   (KC生、目黒)


(宮崎正弘のコメント)謀略の亡霊ですか。
 クリントの反日映画が、中国の陰謀キャンペーンであったように、この企画の段階でのアナウンスも、なにやら謀略の臭いがしますね。


    ♪
(読者の声8)富田メモの富田朝彦のオヤジは近衛内閣の富田健治書記官長でした。親子二代続けての内務省出の警察官僚あがり。
富田健治はわが郷土長野県知事も務めています。 官僚としての遊泳術に長けていて近衛に接近し栄達を遂げた仁。富田健治は近衛の思想傾向に感化されていたことでしょう。
近衛の私的勉強会(朝飯会)の「昭和研究会」を通じて尾崎秀実、西園寺公一、松本重治、和田耕作、犬養健、笠信太郎などの隠れ共産スパイ・シンパ、マルキスト・左翼主義者らとの接触は日常茶飯だったのです。なかなか興味深いことです。
    (しなの六文銭)


(宮崎正弘のコメント)昭和研究会は、あきらかに研究対象です。主宰したのは後藤隆之介だったと思いますが、主宰の思惑をはずれて、潜り込んできたスパイたち。まるでルーズベルトの周囲を囲んで、米国外交を親中、反日に誤らせた、あのホワイトハウスの陰謀を彷彿とさせてくれます。
 「反共」を装って、コミンテルンの指令をうけて国家の舵取りをおおきく反対側にブレさせたわけですから。
 このあたりを活写したのが中川八洋『近衛文麿とルーズベルト』(PHP、絶版)です。
<宮崎正弘の新刊>
   『中国人を黙らせる50の方法』(ああ言われたら、こうやり返そう)
       徳間書店刊。定価1680円
            <宮崎正弘のロングセラーズ>
『出身地でわかる中国人』(PHP新書、861円)
『朝鮮半島、台湾海峡のいま、三年後、五年後、十年後』(並木書房、1575円)
『中国よ、“反日”ありがとう』(清流出版、1470円)

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