なぜ旱魃が起こるのだろう?
交通部長江航道局によると、重慶市や四川省を中心とした干ばつの影響で、長江の水位が極端に低下している。重慶市や武漢市・漢口における水位は夏季としては100年ぶりの低レベルとなり、河川を利用した水運への影響が懸念されている。第一財経日報が伝えた。
長江の水位が目立って低下し始めたのは7月中旬。例年ならば、長江の水量が最も多くなる季節だが、今年は上流から順に重慶市、宜昌市、沙市市、武漢市・漢口における水位が渇水期のレベルに近い状態になった。
重慶市では7月21日に雨が降ったが、干ばつはまだ続くと考えられている。長江の水位は更に低下しつづけ、物流ルートとして重要な役割を果たしている河川水運の維持が極めて困難になるとの見方が出ている。
また、重慶市のやや下流にある三峡ダムが、9月下旬に水位156メートルを達成することを目標に放水を減少させていることも、長江の水位の低下に拍車をかけている。
重慶市と四川省で続いている干ばつは、農業、畜産業、養殖漁業、発電などに大きな被害をもたらしている。重慶市内では家畜10万頭(家きん類を含む)が飲み水の欠乏のために死に、オレンジなどの生産が盛んな巴南地区、万州地区、雲陽地区、巫山地区では苗木の60%が枯死した。
また、重慶市内では市に電力を供給する水力発電所がほぼストップ。120万キロワット分の発電能力が失われ、電力事情が極端に悪化している。(編集担当:如月隼人)(サーチナ・中国情報局) - 8月22日
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温暖化で気候が変になっている?何とかならないのだろうか。