リベートや贈収賄が当たり前な中国
【北京21日時事】中国政府は商取引に絡むリベートや贈収賄など「商業わいろ」の取り締まりを強化しているが、市民は「既に市場の隠れたルールになっている」として、その効果に極めて懐疑的なことが、最近の世論調査で明らかになった。中国青年報が21日伝えた。
それによると、企業関係者らを対象に天津の南開大学などがアンケート調査を実施したところ、商取引の際のリベート、袖の下、接待、贈り物が「日常的に行われている」との回答が94%に上った。特に、政府当局者が許可証発給や監督・検査に当たってわいろを受け取るのはありふれたことだと大多数が答えた。
また、約77%が商業わいろを「有効な営業手段」と考えており、取引先や監督部門との「潤滑油」と見なしていることが浮き彫りになった。このため商業わいろが根絶できるとみているのは9%にすぎず、約60%が「大きな効果は上げられない」と回答したという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060821-00000042-jij-int
どうしたらいいのだろう。日本企業も絶対中国でワイロで切り抜けて
いるはず。そうしないと、わざと中国の役員にケチを付けられ、手続きを
遅らせられるもの。
最近友達の会社では、会社に黙って下請け業者にリベートを払わせて
いた人がばれてクビになった。たくさん給料をもらっているのに、まだ
会社の金を盗むか。中国では、そんな事は当たり前の事らしい。
それどころか、会社にいながらライバル会社の商品を独自に客に
勧めて、会社の倉庫にライバル会社の商品を保管して売っていた
中国人もいるのだ。道徳も何もあったもんじゃない。
そういう国で仕事をする日本企業は、常に従業員がリベートを
取っていないか、勝手にライバル会社に情報を売っていないか、
勝手に自分で商売をしていないか、他所の会社に技術を丸ごと
抱えて引き抜かれないか。しかも、重要な技術者を丸ごと全員
引き抜かれないかなど、いろいろ心配しないといけない。
入社してから、派閥を作られたり、日本の本社に日本人のトップの
悪口を直接言って、人を蹴落として自分だけ出世しようとする中国人も
いるらしい。
汚いとか、ずるいとか言っていては中国では何も進まないのかも。
賄賂社会に飲み込まれながら仕事をするしかないのだろうな。
もまれている内に、日本人も対応できるようになっていくのかな。
対応できなかったら、ストレスで潰れてしまうだけだ。
悪い事は悪いと怒らないと、際限なく秩序が乱れていくのだろう。
中国に出た会社は大変だ。
日本の会社がすばらしいかというと、世間に名が知れた会社でも
下請け会社に新製品を試作させ、ケチを付けて変更に変更を重ね
させ、長い間採用の有無の返事を待たせたあげく、「中止になった。」
と言って、試作費も払わないのだ。
そして一ヶ月もしないうちに、別の会社に同デザインのOEMを作らせ、
カタログに堂々と載せていたりする。
友人の会社はSH社によくそんな目に会っている。
「試作費ぐらい出せ!」と言いたいけど次の仕事を請けることができる
かもしれないので何も言えないそうだ。多分文句を言っても、「細かい
部分が違うからデザインは盗んでいない。」と担当者に言われるの
だろう。
または、「機能性を追求していくと、結局同じデザインになるんですな。」
と言われるのだろう。
(友人はいつも、そんな事を言われてデザインを盗まれているらしい。)
デザインと試作と見積もりをタダで出させるのは、日本の会社はよくやる
のだそうだ。同じ事を中国でしているのかな。
日本でデザイナーが育たないのは、日本の会社が金を払わずにデザ
インだけ盗むからだ。これが外国のデザイナーにだとちゃんと金を払う。
日本の会社だって、結構汚いことをしている。外国では嫌われないように
しているのだろうか?
たとえば中国では中国の下請け会社に嫌われないようにちゃんと商道徳
を守って、きちんと応対しているのだろうか?
それとも相変わらず、デザインと試作と見積もりをタダで出させて、
デザインを盗んでいるのだろうか。中国人は外国人だから、ちゃんと
しかるべき金を払っているのだろうか。
最近読んだ雑誌に、「日本でデザイナーを一人雇う金で中国人の
デザイナーを三人雇える。中国人デザイナーを上手く使おう。」という
事が書いてあった。部品だけではなく、デザインまで中国に依頼され
たら日本もお終いだね。
最近増えている、和風の柄のTシャツが良く見たら、どうも中国人の
デザインっぽくてウソの和風が多いのは、もしかしてデザイナーまで
中国人を使う傾向が進んでいると言う証拠かな。それとも、日本人が
すでに和風のイメージがつかめなくなっているということなのかな。