おもしろいブログがあった。 | 日本のお姉さん

おもしろいブログがあった。

中国で最近、支払期日をきちんと守る日系企業からの注文を喜ばないメーカーが出てきた。その理由として、「品質や納期にうるさいばかりでなく、毎年当然のように加工賃の引き下げを求めてくる」ことが挙げられる。しかもその引き下げ幅は、「量産効果によるコストダウン努力よりも厳し」く、「中国現地企業のコスト事情や利益水準をまったく無視した要求が多い」。だから中国のメーカーは、「日系企業の下請けをしたことで、製品の品質管理や納期管理の意識が大きく変わり、それが会社の長所として評価されると、欧米企業から受注するように方向を変える」。なぜなら、「欧米企業の仕事のほうが利益率が高いから」である。筆者が社外取締役を務める現地の日系企業でも、「日系企業の受注を適正規模に調整したうえ、欧米企業の仕事を受注できるよう」にする方針を決めた。長年、日本と関わってきた筆者にとっては複雑な心境だが、「下請け会社にいかに適正な利益を確保させることは、日系企業にとって真剣に取り組まなければならない課題となりつつある」とも感じている。・・・

 私が扱う仕事の中でも、日本向けと聞いて、見積もりを拒否するメーカーがいくつか出てきた。あるいは、度重なる値下げ要求に辟易しているメーカーもある。


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上の文は、日本在住の中国人のブログの記事を紹介したもの。

上海在住の日本人のブログに載っていた記事だ。

確かに、日本のメーカーでも、大手からの値下げ要求は厳しいものが

ある。大手の会社のOEMを請け負うと、儲けがほとんど無い場合も

ある。大手の会社は、同じ行為を中国の下請け会社にもやっている

らしい。日本のメーカーなら儲けが無くても今後の事を考えて請け負う

場合があるが、中国人はドライに割り切って断るらしい。

反日とは関係なく、その時に請け負う商品の儲けがなければ中国の

会社は嫌なのだ。

でも、欧米の会社もしばらくすると、値下げを要求してくるという

コメントもついていたらしい。商売には、どちらも益がないと成り立たない

という法則があるはず。自分だけ儲けようとする会社は嫌われる。

日本の会社が世界では変なのかもしれない。

儲けも無いのに、次に繋がると思って請け負うなんて行為は、

日本独特のものなのだろうな。


独特と言えば、思い出すのが、わたしが小学生の時に父親がしゃべって

いた話。父親は外国人の友人が多くていろんな話を知っている。

ユダヤ人がライバル会社を潰す方法というのがあるんだと父親は

言っていた。まず、ユダヤ人の会社は、ライバル会社に少し注文を出し

相手の会社を儲けさせる。そして次第に注文数を多くし、ある日突然

大きな注文を出すのだそうだ。しかも急ぎの注文だ。

注文を受けた会社は、その注文が欲しいもので、その注文を受ける事が

できるように、会社を拡大させる。その注文が入れば事業を拡大

させるために使った借金も楽に返せると思うからだ。

そして会社を大きくした後で、その急ぎの注文を受ける。

材料を購入し、新しく人間を揃え、請け負った仕事を始めて商品を

用意する。

その時になってユダヤ人の会社は、その会社の注文を取り消すのだ

そうだ。

文句を言うと、正式に何も注文していないはずだと言う。

確かに、正式に書類を交わしているわけではない。

そうなると、会社を大きくした借金がドーンとその会社を圧迫することに

なる。その会社が経営困難になったら、その会社を吸収してしまうの

だそうだ。そういう事は日本の会社もやっているのかもしれないが、

小学生のわたしはゾッとしたものだ。わたしが小学生の時の話だから

かなり昔のことだ。


去年だったか、3Dのソフト会社の若い社長が、雑誌のインタビューに

答えているのを雑誌で読んだ。二十歳ぐらいの社長だった。

彼の会社は、ユダヤ人に同じような方法で合併されそうになったそうだ。

なんとか頑張って会社を立て直したのだと、その若い社長は言って

いた。同じ手口は、今でも有効だったのだ。

ユダヤ人、恐るべし。わたしはクリスチャンなので、別にユダヤ人は

嫌いじゃない。神さまはユダヤ人に特別な約束を与えているし、彼らは

本当に賢い人々なのだ。民族的にも、優秀だ。日本人のように

ブラジルに移民に行ったら3代目は日本語がしゃべれないというような

ヤワな民族ではない。

ユダヤ人は、特別なのだ。そう思っている。でも、聖書を離れて

ユダヤ教になってしまったユダヤ人には恐い部分がある。

特別な人々だと思って尊敬はするが、いい人ばかりだとは思っていない。

汚い手口と言えば汚いのだが、商売上手なのだろう。

世界には、商売上手な人々がたくさんいる。

日本人は、相手に信頼され、自分も相手を信頼して商売を進めるが、

そういう事が通じない人々がいるのが、世界の常識なのだ。

日本の大手メーカーは、下請けがいくらでもついてくると思って

中国の下請けにも同じような事をしているようだが、中国人には、それは

通用しないということだ。ただそれだけの話だが、父親の言っていた話を

思い出して、おもしろいなと思ったので、紹介しておきます。

http://tnkoumei.typepad.jp/china/2006/08/post_89c6.html