日本は棍棒も持たずに何も言えないかな、、、。
カイロ=村上大介】レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラ(神の党)の指導者、ナスララ師は9日夜(日本時間10日未明)、イスラエル軍撤退を条件にレバノン政府軍約1万5000人を同国南部に展開させるとした政府の決定を支持すると表明した。一方、米国とフランスが国連安全保障理事会に提出した停戦決議の原案については「不当で抑圧的なものだ」と述べ、拒否する姿勢を示した。レバノン政府も「イスラエル軍の撤退」を明示していない同案を不満としている。
ヒズボラ系のテレビ局アルマナールが、ナスララ師の演説を放映した。同師はその中で、以前はヒズボラが拠点とするレバノン南部への政府軍展開に反対の立場をとっていたことを認めながらも、「現時点では最善の選択肢だ」と述べ、ヒズボラがレバノンの国家統一維持と政府軍展開の障害にはならないとの考えを強調した。
ナスララ師はさらに、イスラエル政府が9日の安全保障閣議で、レバノン南部での大規模地上侵攻作戦を承認したことに関し、「もし対決しなければならないなら、受けて立つ」と述べ、「(レバノン南部を)イスラエル兵の墓場にする」と警告。イスラエル北部ハイファのアラブ系住民には避難を勧告、ロケット弾攻撃を強化する方針を示唆した。
レバノン南部では8日も激しい戦闘が続き、イスラエル軍は、同日夜までにイスラエル兵15人が死亡し、38人が負傷したことを確認した。1日の戦闘による死者としては最大の被害だという。ヒズボラ側も約40人が死亡した。
ロイター通信は10日未明、地元住民の話として、イスラエル軍の地上部隊が国境から約10キロの地点まで北進し、侵攻を続けていると報じた。しかし、イスラエル軍は「これまでの作戦範囲内に留まっている」として、9日に承認された大規模地上侵攻作戦との関連を否定している。
一方、国連安保理での停戦決議案をめぐる協議が難航する中、米政府は8日、ウェルチ国務次官補を特使としてレバノンの首都、ベイルートに派遣したが、シニオラ首相は協議後、「進展はなかった」と表明。ナビーフ・ビッリー国会議長は「(米国が示した修正案は)表面的な化粧直しに過ぎず、醜悪なものだ」と反発した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060810-00000014-san-int
誰かの仲裁をする時は、違反した者に罰則を与える力が無いと
話にならない。日本は軍隊も無いし、ヒズボラに対しても
イスラエルに対しても、何かを約束させたとしてもそれを守らせるような
拘束力は無いよね。やはり日本は、彼らに会ってもらくだに乗って
笑顔でパフォーマンスするしかできないかな、、、。
小泉首相は、あれで精一杯やったということ。