中国が日本のエンジニアと技術を丸ごと飲み込む。
中国企業の日本企業買収が本格化へ
三九製薬の失敗から三年、日本の基礎条件は整ったか?
中国の大手太陽電池メーカー、「尚徳太陽能電力」(江蘇省)が日本企業の
太陽電池企業として有名な「MSK」(東京)を買収する態勢となった。
買収総額は345億円。
これは中国企業による日本企業買収で過去最大。
嘗てレノボがIBMのパソコン部門を買収し、中国海洋石油が「カザフペトロ」
(カナダ)を買収したように、中国の外国企業買収は本格化している。
失敗例も多く、典型は中国海洋石油の「ユノカル」買収失敗。
米国に資源ナショナリズムがおこり、反中国感情が米財界に溢れた。
これまで日本への本格的進出はなかった。
三年前に東京証券取引所上場直前に経営スキャンダルが突出し、
上場が不可能に陥った「三九製薬」の失敗が尾を引いていたからだ。
また三九製薬は富山の製薬企業を買収する手筈だった。
しかし近年、中国企業はテクノロジーの取得を効果的かつ迅速に
行う技術をもった、エンジニアと暖簾をまるごと頂戴できる方法(M&A)の
行使に切り替えており、中国政府がそうした方向性を推奨している。
なお「尚徳」はすでにニューヨーク証券取引所にも上場している巨大企業。
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中国が日本に乗り込んできて、日本の企業を全部買収したら、どうしよう?
先端の技術や防衛に関係のある企業だった場合、
日本政府に中国の陰謀を止められるのか?