これで中東で中国人の印象が良くなる事、間違いなし!
中国人が中東地域で経営する初のテレビ局・アジア商務衛星テレビが1日、正式に営業を開始した。中東や北アフリカなど31カ国に向け、アラビア語と英語でニュース番組などを24時間放送する。約4億人が視聴できるという。中国紙・温州商報などが伝えた。
経営不振のアラブ首長国連邦の国営テレビ局(ドバイ)を、現地に進出した中国浙江省温州出身のビジネスマンらが昨年末に買収。アジア関連の経済ニュースの割合を大幅に増やしたほか、中国のテレビ局が製作した中国文化や歴史を紹介する番組も放送する。(矢板明夫)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060803-00000004-san-int
温州人は、中国のマンションの転売で儲けた金で潤っている。
秘密のルートで世界中に出て行って繁殖しているんだ。
イタリアにも多数、温州人が入っているらしい。トスカーナ地方と
言えば気候のいい、すばらしい場所だ。どうやって侵入したんだろう。
ちょっとうらやましい。
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以前、お約束したイタリアへの華人流入についてのレポートです。
ただし、調査目的の旅行ではなく、休暇ついでの聞き取りですので、
お役に立つかどうかはわかりません。
さらに情報はナポリ近辺に限られます。
1)ナポリの有名な貧民街「スパーニッシュ・クオーター」とオールド・シテイ
を隔てて南北にのびるトレド通りは、ナポリサミット以後、治安が改善され、
買い物客であふれています。
とはいえ中流以上の階級は絶えて足を踏み入れるところではありませんが。
このトレド通りで目に付くのは、中国人の大道商人です。
ほぼ、100メートルに一つという具合です。以前は、ほとんどアフリカ系の
人々が主だったのですが、徐々に中国系に駆逐されているようです。
売っている物は、扇子や印鑑用の石とか、大陸から持ち込んだと思われ
る土産用の小物ですが、買っている人は見かけません。
2)試しに何人かに声をかけてみると、案の定ほとんどが温州人です。
入国経路などについてはもちろんおしえません。
所柄、裏社会との関係が容易に想像できます。
3)シチリア島とチュニジアの間にある、ある小島がアフリカからの
非合法移民のイタリアへの中継地と言われていますが、それに一枚
かんでいることも考えられます。
4)旧東欧諸国は嘗ての同盟国であった中国に対する入国管理が
ルーズなようで、狭いアドリア海を隔てただけのバルカン半島からの
流入も容易でありましょう。
5)友人の住むナポリ近郊のP市は70年代に南部経済振興のため、
ある自動車工場が作られ、比較的治安もよく、ナポリからの人口流入が
絶えないようです。
それに混じって華人の流入も始まり、華人経営による第一号の衣料品店が
最近開店しました。
大道商人から初めて資本蓄積したものか、あるいは他の財政源があった
のかは定かではありませんが。若い女性のオーナー(もちろん温州人)が
うれしそうに切り盛りしています。
6)このP市の近くにある、ある他の市で最近、売春の一斉摘発があり、
かなりの非合法移民が拘束され、多くの華人が含まれていたそうです。
7)では、一体どれぐらいの華人人口があるのかは、もちろん統計がある
はずもなく、ナポリ近辺だけで三万人とも五万人とも噂されています。
2000年ごろから、彼らの姿が増え始めた模様です。とすると、かなり
高い増加率です。
8)トスカーナ地方が、もっとも多くの華人が居住する地域と言われていま
すが、以前にレポートしたように、温州人の経営する被服工場が集中
しているためと考えられます。Made in Italy のイタリアンモードは、
実は Made by Chinese というわけです。
9)チレント地方は、ナポリ南方200キロのリゾート地域ですが、そこでも
海岸でアラブ人に混じって商売する華人諸君を見かけます。
商品は相変わらずの中国製みやげ物ばかりです。ある海岸から次の海岸
へ崖に阻まれている箇所もあり、移動は列車に依るのですが、移動中の
ある華人グループに遭遇しました。
男二人女三人で、そのうちのがっちりした体格の少し年上に見える男が
リーダーのように他の者を指揮していました。
紅軍時代のゲリラ隊もかくあらんと思われる、かなり統制の取れた一隊です。
他のアラブ人と親しそうに話しているところは、縄張りもきちんと整理されて
いるのでしょう。そしてもうご想像されるとおり、彼らもまた温州人でした。
10)今後どのように推移するかはまだわかりませんが、彼らのエートスから
すると、資本蓄積が順調になされればナポリにも華人街が現れるかも
しれません。
もし裏社会「カモラ」(シチリアでは「マフィア」、ナポリでは「カモラ」)が
同意すればの話でしょうが。
(マルコ、在ドイツ)
(宮崎正弘のコメント)温州商人が、とうとうイタリアの辺鄙な地方でも
猛烈なアラブ商人にまじって奮闘中ですか。なるほど。逞しい!
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(お知らせ)8月4日午後1時からのラジオ日本、「ミッキー安川の
ずばり勝負」に宮崎正弘が生出演します。
関西方面のリスナーには午後2時まで。関東方面は午後3時まで。
中心の話題は「レバノン・イスラエル情勢」。
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