ブータンのニュース
ブータンの水力を導入することによって,インドは偉大な発展を遂げる・・・・・ネパールは大きな包蔵水力を持ちながら,インドとの関係が悪いために開発が出来ない,それに比べてブータンは,徹底的にインドの傘下に入ることによって,水力資源の開発が進んでゆく,外交権も軍事権もインドに預けているわけだから,インドも安心して大きな額を注ぎ込んでいる。(考えてみたら日本も軍事権を米国に渡しているわけだから,米国はもっと日本に投資しても良いはずだが)。一時,ブータンの水力関係者は,インドへの偏りを懸念して日本の支援を期待したが,うまくいかなかった,何しろ我々のミッションの中に外務省がうまくいかないように見張り役の団員を付けてくるのだから。あのとき,下流のチュカ発電所を調査したが,発電所を運営するのはほとんど全部インド人であるが,所長だけはブータン人にして,我々との会議でも黙って見ているブータン人の所長を中心に据えてインド技術陣が我々と対応した。彼らは私と議論して,「英語を自由に操れる日本人を初めて見た」と驚いていた,本当なんだから,嘘と思うならそのときのメンバーを証人に引っ張り出してきても良い。●ガルシア・ペルー新大統領、日本との関係改善に意欲・・・・・「日本のような大切な人々との関係と司法プロセスを混同することはない」。●日中、二千年史のくびき(風見鶏)・・・・・二〇〇一年十月八日。青い空が売り物の北京の秋だが、雲行きは雨を予感させた。八月十三日に靖国神社を参拝していた小泉純一郎首相は就任後初めて訪中。滞在六時間の日帰りながら、日中戦争ぼっ発の地、盧溝橋に立ち寄り、抗日戦争記念館で筆をとった。 「忠恕」。書き終えた揮毫(きごう)を凝視した中国側関係者は戸惑いの表情を浮かべた。首相が好む論語の言葉は真心と思いやりを表す。中国の対日外交担当者は「真意論争が長く続いた」と証言するが、中国社会では「日本の首相が謝った。二度と参拝しないはず」という一方的な解釈が広がっていく。