バイオマスって何かな?
中部電力(本社:名古屋市東区)は28日、サバ州サンダカンで計画されているパームヤシ殼を燃料とするバイオマス(生物資源)発電事業に参画すると発表した。同事業では、出力1万キロワット規模の発電所が2カ所建設される予定で、2012年までに二酸化炭素(CO2)排出量約200万トンの削減を見込まれている。同社はその全量をCO2排出権として取得する方針だ。
1カ所目の建設は8月中にも開始される予定で、2008年3月の運転開始を目指す。2カ所目は10月に着工し、08年5月に運転を開始する予定だ。建設は明電舎(本社:東京都中央区)が担当する。
発電所の運営会社については、日本側の中部電力が18%、農業技術マーケティング(本社:千葉県市川市)が12%を出資し、マレーシア側はゴー・バイオが40%、SMECエナジーが30%を出資して第1地点のキナ・バイオパワーと第2地点のセグントール(Seguntor)バイオパワーを合弁設立する。1地点当たりの投資額は約29億円に上る。このほか、中部電力が合弁2社に対し、融資を実行するとしている。
同事業で得られた電力については、サバ・エレクトリシティ(SESB)が21年間にわたって購入する。燃料となるパームヤシ殼の使用量は1地点で年17万トンとしている。
■国連も承認済み
中部電力の三田敏雄社長は「本事業はすでに国連CDM理事会の承認を得ている。地域の環境保全に貢献するとともに、当社としては、CO2排出権の獲得も期待できる」と述べ、同事業の意義を強調した。
もう一方の出資者である農業技術マーケティングは昨年10月以降、マレーシアでのCDM事業を推進してきた。4月には日本政府からの承認を取得。6月には国際連合気候変動枠組条約(UNFCCC)の事務局から、クリーン開発メカニズム(CDM)事業2件について承認を得られるとの見通しを明らかにしていた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060731-00000007-nna-int
こういうエコロジーっぽい企画に日本企業が参加するのは
喜ばしいことだねえ。