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クアラルンプール=坂元隆】北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議で米首席代表をつとめるクリストファー・ヒル国務次官補(東アジア・太平洋担当)は27日、国務省の同行記者団に対し、北朝鮮を除く6か国協議参加国にマレーシア、オーストラリア、カナダを加えた8か国が28日午後(日本時間同)、クアラルンプールで外相会合を開くことを明らかにした。

 会合のテーマは「北東アジアの安全保障体制」だが、国務省当局者は北朝鮮の核・ミサイル問題が「(議題に)当然含まれる」と指摘しており、国連安保理の非難決議に従わない北朝鮮に対する国際社会の圧力をいっそう強化する場となりそうだ。

 ヒル次官補によると、米国は当初、東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)の場を利用した「非公式6か国協議」を提案。ところが、北朝鮮が米国の金融制裁を理由に参加を拒否したため、代わりに8か国外相による会合を開催することになったという。会合では、個別の議題をあらかじめ設けず、各国がそれぞれ問題を提起する予定で、ヒル次官補は、「国連安保理の北朝鮮非難決議を受けた今後の安全保障問題を話し合う。北朝鮮のミサイル問題も提起されれば取り上げる」と述べた。

(読売新聞) - 7月28日

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060727-00000015-yom-int