日本には、そのような能力は無い。
北朝鮮が現在凍結されているマカオのバンコ・デルタ・アジア銀行にある金正日(キム・ジョンイル)総書記関連の約40口座について、クリストファー・ヒル国務次官補に凍結の解除を要求したという。これはヒル次官補と会見したハンナラ党の朴振(パク・ジン)議員が18日、ヒル次官補の発言を引用して明らかにしたもの。
朴議員はこの日ワシントン特派員との記者懇談会でこのような会見内容を明らかにした。
朴議員によるとヒル次官補は、「北朝鮮は(米国の金融制裁を)個人的な問題として受け止めているようだ」とし、「北朝鮮側はせっぱ詰まってこうした要求をしているというより、金総書記個人のために要求しているようだ」と話した。
ヒル次官補はまた、北朝鮮のミサイル発射問題をめぐり日本が先制攻撃を主張したことについて「日本にはそのような能力がない。米国がこの問題に関し、韓日関係に割って入ることはない」と話したという。
朴議員はこの日、韓米議員外交協議会の定例会の一環として、柳在乾(ユ・ジェゴン)・鄭義溶(チョン・ウィヨン)・金孝錫(キム・ヒョソク)議員らとともに、ヒル次官補やビクター・チャ国家安保会議アジア担当局長らと会見した。
韓米議員外交協議会に出席している両国の議員はこれに先立ち米議会で記者会見を開き、韓米自由貿易協定(FTA)が両国間協力を促進するものであるとし、支持する意向を明らかにした。
ワシントン=チェ・ウソク特派員
朝鮮日報
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/07/20/20060720000055.html