なんで中国の味方をするアフリカの参加を促すの? | 日本のお姉さん

なんで中国の味方をするアフリカの参加を促すの?

中国の劉振民・国連次席大使は20日、国連総会本会議で行われた安全保障理事会改革に関する一般討論の席で、発展途上国の代表を増やすことを優先する意向を示し、日本の常任理事国入りに否定的な見解を示した。21日付で新華社が伝えた。

 劉次席大使は「発展途上国の代表を増やすことに安保理改革の重点を置くべきだ」「アフリカ代表の数が圧倒的に不足しており、安保理での発言権は弱い。安保理の決定に参加するための機会をアフリカ諸国に多く与えることが、改革において優先的に検討すべき事柄である」と発言した。

 そして「安保理を拡大することだけが改革の目的ではない。安保理の権威を高め地域的な不均衡を是正することこそが改革の真の目標だ」と主張した。写真は6日に行われた中国の新旧次席大使の歓送迎会の様子。右から2人目が劉次席大使。(編集担当:菅原大輔)(サーチナ・中国情報局) - 7月22日

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060722-00000000-scn-cn&kz=cn


中国はわがままだ。地域的な不均衡はすでに起きている。

日本を入れないことがすでに、不均衡が存在しているということ。

中国共産党は、戦争で勝ったわけでもないのに、なぜ連合に

入って偉そうにしているのか。いつのまに、台湾に逃げた国民党と

入れ替わったのかな。日本と戦ったのは国民党だろうが。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

本の紹介です。


謝幼田著・坂井臣之助訳『抗日戦争中、中国共産党は何をしていたか』(草思社)


 詐欺と騙しと政治プロパガンダの天才が中国共産党。いや、もともと中国の政治は孫子がいうように「騙した方が勝ち、騙された方が負け」という弱肉強食の世界だ。
 抗日戦争で、徹底的に騙されたのは蒋介石だった。
抗日戦争をたたかっていた国民軍を背後から襲い、蒋介石の軍事力を弱めることばかりに熱中し、はては日本軍の謀略機関と秘密裏に提携して、蒋介石の機密を売り、背後から国民党をやっつける謀略に加担していた。
ソ連の傀儡に過ぎなかった毛沢東は、やがてスターリンを騙して武器を入手しちゃうんだから、本当に舌をまくほどの策略家だ。

 抗日戦争で毛沢東率いる共産党ゲリラ組織は、貴州から延安へと、奥地に逃げてばかりの“逃避行”が、いつのまにか「大長征」となり、日本の輜重隊をおそったゲリラ戦争のたまたまの勝利を「日本に勝った、勝った」といまも言い続ける誇大宣伝。
中国共産党は日本とはまともに戦わなかった。いや、もし日本と闘っていたら半日で殲滅されていただろうから。

 そもそも、と著者の謝幼田はときおこす。
 「918(柳條湖事件)が起こるや、ソ連と中共は直ちに抗日を煽った。中国共産党の魂は外からきたものである。つまり、それはマルクス・レーニン主義を指導原理とし、階級闘争を煽るソ連文化に根ざしたものであり、『仁』を中核とする調和のとれた中華文化の精神とうまくいくはずがない。中共の組織活動はソ連の直接指導を受け、全世界の共産党員と同様、ソ連を彼ら(プロレタリアート)の祖国とした。これは中国人の基本的利益と相容れないものである。中共の党の利益と彼が代表するソ連の国益は、一貫して民族の利益の上位に置かれてきた」。

 抗日戦争でも、「毛沢東は『兵力を分散させるべきで、集中した戦闘を主としてはならない』と直接命令した。毛が抗戦の為に山西省入りした兵力を温存しているとき、山西の“きこう”(地名)における激戦で国軍十万人前後が死傷している。毛は八路軍を開戦前に安全地帯に移動させていた」。
 かれらの遣り方は
 「まさに、小規模な戦闘を行って大々的に宣伝するという」スタイルだった。
 この方法はいまも変わらない。

 中国共産党が、いまなお“大勝利”と宣伝している平型関の戦闘は、「日本軍を一万人殲滅」と言ってきたが、じっさいに朱徳全集では「日本軍精鋭の板垣師団第二十一旅団千人あまりを殲滅し、大量の軍用物資を捕獲した」と、こっそり、一万が一千と改正されている。
 十倍もの赫々たる戦歴をいうのだから、政治宣伝もやりすぎ。

 問わず語りに「大量の軍用物資」とあるように、精鋭軍ではなく輜重部隊であって、プロの戦闘員は日本側に殆ど居なかった。その弱い部隊を隘路に誘い込んで挟み撃ちしただけの作戦だった。
 「百団会戦」もしかり、「中條山作戦」もしかりだった。
 膨徳懐も周恩来も毛沢東も中條山作戦で中国軍は日本軍と闘ったと勇ましきを述べているが、謝幼田が念入り且つ綿密に調べた結果、
「八路軍は(戦闘に)まったく参戦しなかった。(中略)中共の元帥、将領たちの抗日回想録をひっくり返してみても、参戦の形跡は何一つ見あたらない」という。
 こんな謀略ゲリラ部隊が、それでは何故、国境内戦で蒋介石を破って天下を取ることが出来たのか?
 「革命的同士の勇敢なる戦い」などであるはずはなく、スターリンの武器援助によるところが大きいが、この過程で中共は、当時国民党にも軍事援助をしていたスターリンの援助を一本化に成功したばかりか、大謀略をアメリカでも展開していた。
ルーズベルト政権の側近らが、中国シンパで、共産党員が多く、かれらが米国の外交をねじ曲げた結果なのである。
 この事実経過は十年も前に中川八洋氏が念入りに実証したが、それを中国人歴史家が追認した意味に置いて(なにしろ謝氏はスタンフォード大学といえば共産党、共産主義研究の世界一の図書館が付帯するフーバー研究所がある)、読む価値の高い本である、と言える。
 ただ最後に蛇足ながら、この著書もユンチアン同様に、刷り込まれた反日意識が取れず、それが随所の記述に何気なく記述されていて平然と日本軍に関して共産党の宣伝を鵜呑みにしているあたりは、客観的信憑性をやや薄くしている。