化学物質に弱い脳
ばくちを好むようになった人の脳には、どんな化学物質が存在している
のだろう。タバコや酒に慣れて、止められなくなった人の脳は、
ニコチンやアルコールがある状態が普通になってしまっているのだろう。
何かに依存してしまう脳の中には、快感の記憶がこびりついてしまって、
それが無いと普通ではなくなっているのだろう。
意志が強いとか、弱いとかいうのは、実は子供の時の教育に関係して
いるのではないだろうか。欲望を我慢できる子供に育てられたか、欲望の
ままにしか動けない子供に育ったかで将来が決まってくるとしたら、親の
責任は重大だ。犯罪者と一般の社会人の違いは、頭に血がのぼったとき、
我慢できないか我慢できるかの違いしかない。
腹が立ったとき、たまたまそこに包丁があったとしたら、思わずそれを
振り上げて使ってしまった人と、ぐっとこらえた人の差は大きい。
人生は一度しかない。自分の欲望に従って、反社会的、非人道的な行為を
行い、犯した罪を塀の中で裁かれる人生は、時間の無駄使いだ。
他人のいのちを奪い、その人間の周りにいる人々を悲しませ、社会に不安を
与える人間が日本に増えることは、日本の国益に反することだ。
日本に生まれた子供は、日本の宝だ。ただでさえ少子化で困っている
のだから、大切に育てなければならない。親は子供に、親に従うことや
我慢するということを訓練をしておくほうがいい。大きくなってから躾けるの
は大変だ。何だか日本は、どんな人間が人間として正しいのか、基準が
ないままに戦後60年間過ぎていったようで、昔の礼節を重んじる日本人の
良さとか、プライドや思いやりがいつの間にか消えてしまって、日本人らしく
なくなってきているのではないか。外国に移住した日本人は、3代で日本語が
まるで使えなくなるらしい。日本も3代で、日本人の良さを失い、ダメになった
のではないか。今、日本人がしなければいけないことは、日本が今後も世界
で独立国として生き残るために、日本の良さと悪さをきちんと見据えて、
子供をきちんと教育することだ。
そして、日本人がばくちや体に害のある物質や、罪の欲望に支配されない
ように守り、健全な社会を作り上げ、日本をより強くより良い国にすることだ。
日本の周りの何をするか分からない国や、地球を汚し、犯罪者を多数送り
込んでくる国と対峙し、それらの国の横暴に負けない日本を作るのだ。
日本国内の弱さにも目をやり、変えるべき悪癖は、どんどん変えては
どうか。具体的に言えば、パチンコに夢中になって子供を車の中に置き
去りにして死なせたり、子供をさらわれたりする事件が増えているなら、
パチンコ業界に、子供の一時預かり所を近くに作らせ、専門家を置いて
子供を保護するシステムを作らせるとか、タバコを吸う学生がいたら、
大人が一丸となって注意して止めさせるとか、酒の販売は子供が飲まない
ように身分証明書を提示する決まりにするとか、歩きタバコは止めさせる
法律を作るとか、ばくちや薬物やタバコやアルコールや犯罪のとりこに
なった弱い人間を更生させる施設を作るとかするのだ。そういうことに金を
かけるのだ。夜遅くまで遊び歩く子供を補導し、事件に巻き込まれない
ようにパトロールする補導員も増やさねば、ボランティアだけでは足りない。
動物の命を大切にすることも、人間として当然のことだろう。自分以外の
生き物の命を大切にすることは、他人や自分の命を大切にすることと
繋がることだと思う。簡単に自殺しないように、自殺を防止する取り組みも
必要だ。事件が起きてから嘆くだけでは、日本は良くならない。
日本の周りにも敵はいるし、日本の中にも敵がいるのだ。
自分の国を守れない国は、外国に良い影響を与えることもできない。
おかしな外国をあざ笑う前に、自分の国が子供たちから崩れてきている
ことを、もっと大人は危機感を持ち、直ぐにでも対処するべきだ。
日本という国を愛するなら、変えていくべき部分が見えてくるはずだ。
まず、自分の脳は化学物質に支配されてはいないか。子供は自分を
コントロールできるか。人間の命や動物の命や木の命を大切にしているか。
日本に住む人々の命を大切にしているか。日本の周りの国々は、どこが
危ぶなくて、どこが見習うべき部分なのか。中国人のしつこさや、アメリカ人
のホスピタリティーにも、学ぶべきところがあるのではないか。
どうやって、外国と渡り合って、お互いの国民の命を守っていくか。
政治家でなくても、政治に関心をもって、日本を盛り上げていかねばならない。
歴史を勉強するなら、危機感なく大国に頼っている弱い国は、大国が倒れる
と滅亡することになっている。アメリカに頼りすぎず、自分の国は自分で守る
という、常識ある国にならねばならない。弱い子供ばかり増えている日本を
今のうちに何とかしないと、4代目は、中国人になっているかも。