ご飯を作らない母親の子供は、政府が取りあげて施設にいれれば?
秋田長女殺害]「母親の凶行を見逃した甘い捜査」
事故死の扱いから一転、殺人事件と断定された。秋田県藤里町の小学4年生だった畠山彩香さんを殺害したとして、警察は母親の鈴香被告を逮捕した。
今年5月に、2軒隣の小学1年生だった米山豪憲君を殺害しただけではなく、その1か月前には、娘を手にかけていたことになる。
彩香さんを殺害した動機について「邪魔になった」からだと供述している。豪憲君の姿が彩香さんと重なり、「切なくて苦しくて、張り裂けそうな感じ」になって、豪憲君を殺害したという。
まったく、つじつまが合わない。あまりに身勝手な言い訳だ。
畠山被告には不可解な言動が目立っていた。逮捕前には、彩香さんについて情報提供を求めるチラシを配ったり、「これは事故ではない」として、警察に再捜査を訴え出たりしていた。
なぜ、悲劇の母を演じたのか。なぜ連続殺人に及んだのか。真の動機などを詳しく調べ、不可解な部分を解明しなければ、真相は見えてこない。類似事件の再発を防ぐ上でも重要だ。
豪憲君事件で逮捕された後も供述が二転三転した。彩香さんについても、最初は「足を滑らせて橋の上から落ちた」と説明していたが、その後、「橋から突き落とした」と変えている。
畠山被告の供述に、警察は「自分が作った記憶が混ざっている。意図的でないから真偽の判断が難しい」と指摘している。供述の信用性も含め、慎重な取り調べと裏付け捜査が欠かせない。
警察の捜査も、おざなりだったのではないか。彩香さんの遺体が発見された翌日には、早くも、「事故死の可能性が高い」と発表していた。自宅近くの河原から足を滑らせて川に転落したと判断したが、あまりに安易な結論だった。
遺体には、高所から突き落とされたことを示す痕跡があったのではないか。事件現場となった橋の上で、畠山被告と彩香さんとみられる母子を目撃した住民もいた。周辺の聞き込み捜査を徹底していれば、このような、事件性をうかがわせる情報が得られた可能性もある。
2件目は防げたかも知れない。そう思えば、豪憲君の両親には実に悔しいことだろう。捜査幹部の対応や司法解剖、現場検証などに問題はなかったか。詳細に検証すべきである。
身体的虐待や育児放棄で子供を死亡させる親が絶えない。昨年、児童虐待による殺人容疑で25人が検挙されたが、20人は実母だった。畠山被告のように、「邪魔になった」と平然と語る母親が珍しくないことも重大な社会問題である。
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20060718ig91.htm
たしかアメリカでは、育児を放棄している親から子供を取り上げて
施設に入れて育てているけど、日本もそうしないと、親に殺される
子供がこれからも出てくるかもしれない。