ジャワ島の津波の被害
【パガンダラン(インドネシア・ジャワ島南西部)=藤本欣也】インドネシアのジャワ島南西部沿岸を襲った津波から2日目の18日、軍による救出活動が本格化した。AP通信によると、保健省当局者は、死者数が少なくとも341人に上ったことを明らかにした。津波に流されたがれきの中には、多くの被災者が閉じこめられているとみられ被害は拡大しそうだ。
AP通信などによると、最も深刻な被害を受けたのは西ジャワ州チアミス県のパガンダラン地区。高さ2メートルの波が内陸部の300メートル地点まで流れ込み、数百のコテージや家屋をのみ込んだ。地元警察によると、この地区だけで死者は170人以上にのぼっている。
在インドネシア日本大使館に入った連絡では、同地を訪れていた日本人1人が肩を骨折して病院で手当てを受けた。
米太平洋津波警報センター(ハワイ)などによると、津波は地震発生後約1時間でジャワ島に到達した。インドネシアは2004年末の大津波のあと、津波の警報システムの導入を始めたが、ジャワ島への導入は来年の予定だった。
(産経新聞) - 7月19日
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