彼が中国は信じられないというのは分かる。
【ソウル堀山明子】韓国の有力紙、中央日報は18日の1面で、北朝鮮の金正日(キムジョンイル)総書記が、今月初めに訪朝した米国人に対し「中国は信じられない国」と不満をもらしたと報じた。ソウルの外交消息筋の話として伝えた。
報道によると、金総書記は極秘訪朝したこの米国人と「長時間」面談し、「中国は決定的な瞬間に、我々を助けてくれない」と批判したという。
米国人の訪朝は「北朝鮮のミサイル発射(5日)に注目が集まっている時点」だったと報じているが、時期は不明。
同紙は金総書記が対中不信を深めた背景として、米国がマカオの匯業銀行(バンコ・デルタ・アジア=BDA)に対して発動した金融制裁の解除に向け、胡錦濤中国国家主席が積極的に動かず、逆に口座確認のためマカオに立ち寄った金総書記の側近を中国公安当局が一時拘束したことなどを指摘している。
(毎日新聞) - 7月18日