中国とロシアは北朝鮮に制裁を与えたくない。
【ニューヨーク14日共同】国連安全保障理事会の5常任理事国と日本の6カ国国連大使は14日、日米などが共同提案した北朝鮮制裁決議案と、中国とロシアの非難決議案の一本化に向け大詰めの折衝を行った。経済制裁の法的根拠となる国連憲章7章への言及などで対立が解けなかったため、日米は制裁決議修正案を提出、15日の採決を目指すことになった。
大島賢三国連大使は14日夜(日本時間15日朝)の共同提案国会合で、15日の採決を目指す基本方針を説明した。
中国の王光亜国連大使によると、7月の安保理議長を務めるフランスのドラサブリエール国連大使らが日米と中ロの橋渡し役となったが、不調に終わった。
(共同通信) - 7月15日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060715-00000056-kyodo-int
【北京=竹腰雅彦】中国の唐家セン・国務委員は15日朝、北京を訪問中の中馬弘毅行政改革相と会談し、北朝鮮のミサイル発射問題を巡って、平壌入りしていた回良玉・中国副首相の率いる訪朝団が「(北朝鮮の)金正日(キム・ジョンイル)総書記のメッセージを持って帰ってくる」と述べた。
新華社電によると、訪朝団は15日、帰国した。メッセージの内容は不明だが、中国側の説得に対する北朝鮮側の回答が示されているとみられる。
一方、唐委員は、国連安全保障理事会での対北朝鮮決議案にからみ、「国連憲章7章への言及は受け入れられない。なぜなら、最後には軍事的手段にまでいってしまうからだ」と述べた。(センは王ヘンに「旋」)
(読売新聞) - 7月15日