カナダのわらしべ長者
赤いクリップをインターネットで、「何かと代えてください。」とお願いしたら
魚のボールペンと代えてくれた人がいた。わざわざ会いに行って交換し、
交換している様子をインターネットに写真も載せた。
ボールペンをドアノブと代えてくれた人がいて、それをバーベキューセットと
代えてくれた人がいて、それを発電機と代えてくれた人がいて、それを
バドワイザーのランプが付いた樽みたいな機械と代えてくれた人がいて、、、、
ラジオ番組のDJがバイクと代えてくれて、、、
バイクからいろんなものに代えてくれる人が出てきて、しまいには
ハリウッドの映画に出演できる券に代わって、それが1000万円の家に
代わったのだそうだ。
インターネットを使ったこと。文章が面白かったこと。代えてくれる人に
会いにいって写真もアップしていたので、面白いものを探していたラジオの
DJに気が付かれたのが良かった。企画作りが良かったのかな。
人がしないような奇抜な事をすると、クリップが家に化けるという話しでした。
家はその人が最終的に結婚のために欲しかった物だったそうだ。
インターネットで、何か慈善事業ができたら面白いな。
たとえば、世界中の、みんなに一日1円をインターネットで振り込んで
もらうようにお願いをするのだ。一年で365円だ。
そんな人を1000人集めると365,000円だ。一万人集めると
3,650,000円だ。十万人集めると36,500,000円だ。
それで、十分貧乏な国で孤児院が作れるのではないか。
一年で365円なら小学生でも参加できる。貧乏な国の親がいない
子供達がちゃんと教育を受けて巣立っていけるのではないか。
問題は、持続可能かどうかだ。ずっと365円を贈ってくれるかどうかは
ホームページがおもしろいかどうかに関わってくる。
自分が出資している孤児院に、いろんな問題やはらはらするような
できごとがリアルタイムで起こっている。良かったなと思うような
素晴らしいできごとも起こってくる。子供が成長する様子も見ることが
できる。お気に入りの子供が養子縁組でもらわれていく様子も見れる。
あと、みんなで募金を出し合って熱帯雨林を買う企画はどうだろう?
24時間インターネットのカメラでいつでも、みんなで買って保護している
ナショナルトラストの土地が見れるのだ。サルとか鳥とか、蝶とか
ジャングルの様子がいつでもパソコンで見ることができるわけだ。
もちろん、現場に行ってもいい。みんなで購入した土地だから。
お金だけだして、実際は土地が買われてなかったりするかもしれ
ないから、危険かな。あと、世界中の友達の紹介。最初に紹介された人が
次に自分の友達を紹介して、どんどん世界をめぐっていく。
お昼のテレビ番組の「いいとも」みたいな感じ。パソコンを観ている人が
その出演者の願いを叶えてあげようと思ったらお金を送るのだ。
みんなで少しずつお金を出し合って、夢を叶えようという企画。
自分も出たいなあと思わせるのがいいな。
集まったお金はちゃんと、カウントされて、どの後どういう風に夢が
叶ったか、チェックすることもできる。
昔、日本では、村のみんなが旅貯金をして、少しずつ出しあったお金で
順番に3,4人ずつ伊勢や京都などに旅に出かけたそうだ。
一人では貧乏だからなかなか旅行には行けないが、みんなで出せば
順番に行ける。そのなごりが、「お餞別(せんべつ)」なのだそうだ。
旅行に出る人に、お金を渡すのは日本の昔からの習慣で、もらった相手は
旅行に行ったという証拠のために必ずお土産を買ってくる。
日本人がお餞別をもらったり、写真を撮りまくったり、お土産を買うのは
昔の日本の習慣のなごりなんだって。あれは旅行に行ったという証拠なんだ。
夜中に観たテレビの英語の勉強の番組で、先生が外国人にそう説明していた。
貧乏でも旅行に行って楽しめるようにという仕組みがあったわけ。
東海道53次という版画は今で言う、広告みたいなもので、あの版画を見て
旅行に行きたくなった日本人はたくさんいたはず。
東海道53次の旅行ガイドブックというのも、昔からあった。イラスト付きの
トイレットペーパーのようになが~い紙を本の大きさにきちんと折ったガイドが
ちゃんと昔からあったのだ。先生はその現物をスタジオに持ってきていた。
みんなで少しずつお金を出し合えば、いろんな事が出来るはず。
インターネットを使って、みんなでボランティアが出来たらいいな。
みんなで楽しい事ができたらいいな。
カナダのわらしべ長者は、みんなを楽しませたわけだから、クリップが
家になってもいいのではないか。暗いニュースの中で、そんな面白い
ニュースもあってもいい。自分が何が欲しいのか、はっきりしていて
それを手に入れるために、何かやってみるというのはいいことだ。