コメは欲しいようだ。
【釜山(韓国)=平野真一】韓国と北朝鮮による第19回南北閣僚級会談は12日午前10時(日本時間同)から釜山の会議場で全体会議を開き、実質的討議に入った。
韓国の首席代表を務める李鍾ソク(イ・ジョンソク)統一相は基調演説で、北朝鮮のミサイル発射に強い遺憾の意を表明し、さらなる発射を行わないよう強く要求するとともに、同国が米国の金融制裁に反発して2005年11月以来ボイコットしている核問題をめぐる6か国協議に早急に復帰するよう求めた。(ソクは大の一の両下に「百」)
これに対し北朝鮮側団長の権浩雄(クォン・ホウン)内閣責任参事は、ミサイル問題や6か国協議復帰問題には触れないまま、〈1〉南北相互訪問の際の参観地制限撤廃〈2〉2007年以降の米韓合同軍事演習の全面中止〈3〉韓国の「国家保安法」廃止〈4〉コメ50万トンの支援要求――などを主張した。
(読売新聞) - 7月12日