人道支援のNGOは、対応に苦慮
北朝鮮のミサイル発射の対抗措置として、日本政府が国民に北朝鮮への渡航自粛を要請したことを受け、人道支援を目的に訪朝を続ける民間活動団体(NGO)が対応に苦慮している。
援助物資の運搬に利用していた貨客船・万景峰(マンギョンボン)号の入港禁止も重なり、新たなルートを探し始めた。観光ツアーを企画する旅行会社も、予約客に自粛を勧めるなど対応に追われている。
新潟市の「新潟NGO人道支援連絡会」は、渡航自粛要請と万景峰号の入港禁止に伴い、8月の訪朝を中止した。同会は1997年から、北朝鮮の幼稚園などに食糧支援を行い、北朝鮮が国外からの人道支援を断るようになった昨年9月以降も、交流を続けてきた。
(読売新聞) - 7月9日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060709-00000511-yom-soci