食料自給率100%だったインドが、小麦の輸入国になった!
インド、小麦輸入急増 今年度、最大15倍の450万トン規模
■崩れる自給体制
世界第2位の小麦生産国であるインドが、今年度(2006年4~07年3月)に、最大で450万トンの小麦輸入に踏み切る。経済成長による需要増で、昨年度は6年ぶりに30万トンの輸入を実施したインドだが、今年度はその15倍の規模を輸入する見込みだ。価格高騰を見込んだ業者の買い占めも背景にあるとみられる。ただ、11億人の人口を抱えるインドで小麦など食糧自給体制が崩れると、世界的な食糧需給にも影響を及ぼしかねないとして、懸念が広がっている。(黒川信雄)
米紙ニューヨーク・タイムズによると、インド政府は今年度220万トンの小麦を米カーギルなど大手食糧関連企業から輸入することで合意した。インド政府は今年度の小麦輸入はこれ以上行わないとしているが、米政府系調査機関は6月16日、インドの輸入量は最大450万トンに達する可能性があると警告している。
輸入量の急激な増大の背景にあるのは、インドの経済発展を背景にした需要増。小麦はコメに並ぶインドの主食で、ブルームバーグによると、インド農業省は今年度の小麦消費量を前年度に比べ3%増の7450万トンに達すると予測している。
国内価格も高騰し、ニューデリーにおける小麦価格は過去3カ月で12%上昇。100キログラムあたり約850ルピー(約2125円)になっている。小麦からできた「アッタ」と呼ばれるパンの原料は30%も上昇した。
さらに事態を深刻化させているのが業者による小麦の買い占めだ。従来、インド政府は価格の安定を目的に国営企業のみが農家から小麦を購入できる制度を採用していたが、今年から規制緩和の一環として民間卸売業者が農家から直接小麦を購入できるシステムに移行した。そのため、需要増を見込んだ業者が政府より高値で農家から小麦を買い占める動きが横行。インド政府は今年度、当初調達予定だった規模の半分程度の小麦しか確保できていないという。
インドでは1943年に、食糧不足を背景に西ベンガル地方で約400万人が死亡する大凶作が起きている。その経験を受け戦後、「緑の革命」と呼ばれる小麦の品種改良などを軸にした食糧の増産計画を実施。70年代には食糧自給を達成し、現在では小麦の生産量は7000万トンを超え、米国に次ぐ世界2位の小麦生産国になっていた。
インド政府は6月28日、国内産より高価とされる外国産小麦輸入による価格高騰を防ぐため、時限措置として今年末までの輸入小麦にかける税率を従来の50%から5%に引き下げると発表した。ただ、国内では政府の農業政策に対する批判も強まっており、これ以上食糧供給体制が揺らげば、マンモハン・シン政権が進める経済自由化政策そのものに対する批判が集まる可能性もある。
さらに、輸入が恒常化すれば世界の食糧供給体系に大きな影響を与えるのは必至で、すでにインドの輸入増などを受け、小麦の国際価格は今年、10%強上昇するとみられている。インドの人口は2032年には中国を超え14億5000万人に達するとの予測もあり、インドの食糧供給問題が、世界的な問題に拡大する恐れもありそうだ。
(フジサンケイ ビジネスアイ) - 7月6日8時32分更新
http://my.reset.jp/~adachihayao/060706R.htm
インド人は、あんなにたくさんいるのに、食料を自給しているから偉いなあと
思っていたが、規制緩和したらとたんに業者が買い占めて、小麦が足らなく
なった。商売人がいっぱいいるんだな。
インド人はいずれ世界で一番人口が多い国になる。
その国が、今後も小麦を大量に食べ続けると、世界はどうなるんだろう。
中国は、世界で一番魚を食べている。以外だった。
テレビでは、日本人が食べないようなサバなどの小魚を日本から安く
買って食べていると報道していたが、中国人の性格からすると、
今後、どんどん贅沢になって、別の魚も食べ出すと思う。
中国の都市部では、いろんな魚が買えるようになってきたそうだ。
今後、中国の漁船が世界中で魚を獲り出したら、日本と競争にならない?
友達は大丈夫だって言うけど、中国では日本人並みの金持ちが1億人
もいるんだよ。(話によると日本人よりずっと、いい住居に住んで
残業も無く、ゆったり過ごしているらしい。毎年海外旅行に行って
いるらしい。)中国人が食べる量は日本人とは比べ物にならないぐらい
多い。外食も大好きで平均週3回は外で食べているそうだ。
深センでは、お金持ちのマダムがベンツで毎朝、朝ごはんをレストランで
食べに行っているそうだ。日本人より金持ちじゃん。
今は都市部の人だけが、贅沢しているそうだが、内陸の貧乏な中国人が
豊かになって、もりもり都会の人並みに食べ出したら、地球の産物は
中国人に食べつくされるのではないだろうか。
友達は大丈夫だって言うけれど、彼女は楽観的な人だからねえ。
農業人口も減っているし、砂漠化も進んでいるし、水も工業用に使って
汚れているのに、中国人全員が食べる食料を作りだせるのかな。
豊作になると値段が安くなってしまうし、適当に作物を作らないと外国から
輸入しないといけなくなるし、コントロールが難しいだろうね。
農民にたくさん作らせて、日本などに売れば外貨も稼げるし、
不作なら日本に売らなきゃいいんだから、できれば日本に野菜を売りたい
だろうね。しかし、農薬漬けの中国野菜なんか、いらない。
いらないと言っても、日本の外食産業やスーパーは、中国から野菜を
輸入している。中国の野菜は全て無農薬にするといいのに。
人間はいくらでもいるんだから、みんなで毛虫を一匹、一匹取るんだ。
無農薬、有機栽培の野菜は高くても売れるよ。
でも、ウソつきが多いから、無農薬といっても、すごく危険な別の薬を
使うかもしれないし、変な遺伝子操作をした野菜を作っているのかも
しれない。信用できないんだ。
最近、中国も、日本人が農薬漬け野菜や鉛を飲み込ませて重くしたうなぎを
買わなくなったので、気をつけようと決めたらしい。
最近日本のスーパーも、野菜ひとつひとつに産地を書いてくれているから、
ちゃんと表示時をを見て、中国産は絶対に買わないようにしている。
スーパーがウソをついていないといいけどね。最初から切ってあるサラダ用
は、中国産の野菜なのだそうだ。
日本企業がプロデュースしたうなぎは、ちゃんと管理できていると思うけどね。