チベット自治区ーインドの貿易ルートが再開される。 | 日本のお姉さん

チベット自治区ーインドの貿易ルートが再開される。

チベット自治区・ツガシェ(日喀則)の亜東県とインドのシッキム州を結ぶナトゥラ(乃堆拉)峠経由の辺境貿易ルートが6日、44年ぶりに再開された。国境の両側は市場となり、周辺の貿易商らが相手国側の市場で売られる商品を買い付け、自国に持ち帰る。取り扱い商品は日用品や衣類、穀物、自転車、工芸品などが多い。中国のメディア各社は62年の中印国境紛争以降、途絶えていたこの貿易ルートの再開を大きく報じている。

  両国関係の緊張緩和を背景に、中国とインドは6月18日、この貿易ルートの再開に関する取り決めで合意。毎年6月1日から9月30日までの月曜-木曜に限り、国境が開放されることになった。

  ナトゥラ峠はかつて、「シルクロード南路線」の主なルートとして栄え、両国を陸路でつなぐ主要道となっていた。海抜は4545メートルで、チベット側のラサ(拉薩)から460キロメートル、インド・コルカタから550キロメートルの地点にある。(編集担当:恩田有紀)

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2006&d=0706&f=business_0706_003.shtml