中国国内の音楽のコピーは、すべて非合法なもの | 日本のお姉さん

中国国内の音楽のコピーは、すべて非合法なもの

ある音楽会社が「ヤフー中国は、著作権を無視し、音楽をインターネットにダウンロードし、自社のホームページのリンクとして、使用者へ提供している」と指摘。EMI, Universalなどのレコード会社7社は昨年、中国最大検索エンジン「百度(バイドゥ)」に対して、ヤフー中国と類似したケースで、すでに提訴したが、バイドゥ社との示談では合意 に達することができなかったという。

国際レコード業協会は、「中国国内の音楽のコピーは、すべて非合法なものである」と指摘し、「音楽盗作品による売り上げ金額は毎年、4億米ドル(約460億円)に達する」と主張している。ケネディー会長は、「類似した著作権侵害問題の訴訟は、米国では賠償金額は数千万米ドルを下らない」とし、それより高い金額もありうると強調した。

中国では、インターネットで音楽、映画およびその他の音声材料のコピーを行う違法者に対して、懲罰を科す新しい法律が7月1日に執行された。違法者は10万元(約140万円)人民元の罰金が科されるという。
ヤフー中国、バイドゥは両社とも、音楽盗作品を提供する会社とリンクしているといわれている。新しい法律によると、「リンクする側は、提供された音楽が盗作品であることを知りながらリンクしていた場合、盗作品を提供した側と同様に、法律上の責任を問われると」いう。同法律は、検索エンジン会社にとって、「重大な法律的責任があり、各リンク先に対して、事前に調査を行わなければならない」ことを意味している。

米商務部は、「中共側の知的財産権の保護に対する法律的な執行の緩みが、貿易パートナーとしての最大の欠点である」と指摘した。中国では、個人用パソコンの需要が世界2位であるのに対して、ソフトの需要は世界の25位に過ぎないという。産業関係の統計によると、中国の個人用パソコンに登載されているソフト製品は、9割が盗作品であることが分かった。

http://www.epochtimes.jp/jp/2006/07/html/d35989.html