弱いと認めることが成長の秘訣なのかな。 | 日本のお姉さん

弱いと認めることが成長の秘訣なのかな。

心は日の丸へ。次期日本代表監督への就任が固まったJ1千葉のイビチャ・オシム監督(65)が2日、千葉の合宿地の岐阜県飛騨市で代表への抱負を語った。前日1日に日本協会、千葉、本人との話し合いで合意した直後は口を閉ざしたが、一夜明けたこの日に千葉監督の辞意を表明し、指揮権を長男のアマル・オシム・コーチ(38)に譲った。練習場に姿は現したが、チームと離れて1人ポツンと見学。頭の中は正式契約を待つ代表モードへと切り替わっていた。

 周囲を圧倒するオーラは失われていた。運命の3者会談から一夜明けた午前練習。雨の中、オシム監督はチームを離れ、反対サイドのテントへ。完全に指揮権を息子のアマル・コーチへ譲り、ただ1人ポツンと眺めているだけだった。

 「もう私は正直ここではツーリスト、旅行者なんだ。もうプライベートの範囲だから。このジャージーさえも、洗う時にはお金を払うんだ」

 代表監督就任が事実上決定した3者会談後には口を閉ざしたが、この日は記者会見を開き、千葉監督の辞意を“オシム節”で表現した。裏返せば代表監督への熱意。午後の2試合の練習試合もベンチを外れ、指揮はアマル・コーチが執った。千葉は息子へ禅譲、心は代表へと飛んでいた。

 「もし世界チャンピオンになりたいなら別の監督を探してもらいたい」

 衝撃的な言葉で、真理を突いた。「日本人は自分たちがトップの仲間だと思っている。経済、政治はトップレベルだが、サッカーではそうではない。勘違いだ」と、サポーター、メディアを含めドイツW杯前に存在した楽観論に警鐘を鳴らし、“サッカー発展途上国”と説いた。弱者としての自覚。それをうながすことが、弱小だった千葉を強豪に育てたオシム監督の代表監督初仕事だ。

 「国民は負けることもあると心の準備をするべき。そういう考えの国は強い」。W杯1次リーグで敗退した日本代表と一緒にはい上がる決意のオシム監督は「若く、平均身長の高い選手をそろえてうまくいくとは限らない。プレーの中で日本人の特徴が生かせるようなメンバーを選んでいく」と言い切った。「体格差」を最大の敗因に挙げたジーコ前監督の分析に真っ向からの反論だ。

 「ジェフに来て、認められて、何かを成し遂げる。大変素晴らしいことだ」。“古巣”へは穏やかな笑みを浮かべ、新天地に鋭い舌鋒を浴びせた。オシムワールドで日本サッカーを再建する。千葉の練習場の片隅で座っていた65歳の老将が、日本のために立ち上がった。

2006年7月3日

http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=sports&d=20060703&a=20060703-00000017-sanspo-spo


ああ、日本のサッカーは弱いよ。

発展途上国だよ。

ブラジルがベスト4に残らず負けていったのはびっくりだ。

これがサッカーなのだ。

日本がブラジルに負けることはあるとは考えていたよ。でも、勝つことも

あると思ったんだよ。

とにかく日本は負けてしまったので、次のW杯に向けて頑張るしかない。