中国は開発と称して古き良き中国の面影をどんどん消している。
古い中国の町並みや名所を残しておけば将来観光名所になるのに、
開発と称してビルを建てる方がいろんな人が儲かるので、
どんどん街の中の中国らしい場所を壊しているらしい。
天津に留学している人のブログを読んでも、どうも古くて由緒ある
建物でも、いったん全部壊して、そこに新しい建物をコンクリートで
作っているようだ。そんなものが名所になるかなあ。
まあ、よその国のことなので、何も文句は言えないが、北京市でも
胡同(フートン)など、ほとんど壊して街を近代化したそうだ。
上海でもどんどん情緒ある町並みを壊して、ビルに変えていっている
ようだ。洋館などは残しているようだが、独特の雰囲気がある昔の
町並みを全て壊してしまうのは、もったいないことだ。
少数民族の町にしか古い町並みは残されないのだろう。
それが中国人なのかもしれない。中国では、代々、国のトップが
変わると、その前のトップの建てた物は破壊しつくされる。
秦の始皇帝の建てた膨大な建築物も何ヶ月もかけて燃やし
尽くされたそうだ。残っていればすごい観光名所になったろうに。
しかし、地下に埋められた物だけは残った。
中国が自分の国のひなびた町並みが実は外国人にとっては
なんとも言えず、中国らしくて好ましいと感じるということに
早く気が付いて保存してほしいと思うが無理でしょうね。
日本も、そんなに上手に美しい昔の町並みを保存できているようにも
見えないから、どこの国も経済的に潤うと、コンクリートに変えてしまう
のが当たり前なのかもね。ようするにアジアは、アメリカにあこがれて
いて、アメリカの雰囲気を自国に持ち込みたいというわけよね。
そうして世界中の街が、みんな個性の無い姿になっていくというわけだ。
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http://www31.ocn.ne.jp/~k_kaname/text/06/koseki.html