中国人不法残留者
栃木県警鑑識課と鹿沼署は24日、同署駐在所勤務の男性巡査(30)が23日、同県西方町の路上で襲ってきた中国人とみられる男に発砲、男が死亡した現場などを検証した。
午前9時から始まった検証には巡査が立ち会い、駐在所近くの現金自動預払機(ATM)付近で職務質問した状況や、男ともみ合いになり拳銃が奪われそうになった状況などを「犯人」と書かれた札を付けた捜査員らとともに再現した。
これまでの調べでは、巡査が駐在所付近で職務質問しようとした男2人が逃走。うち1人が民家前の路上で拳銃を奪おうとした上、民家の石灯籠(どうろう)の一部などを持って襲いかかってきたため発砲した。もう1人の男は現場付近で、入管難民法違反(不法残留)の現行犯で逮捕した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060624-00000093-kyodo-soci
栃木県西方町真名子で23日、県警鹿沼署真名子駐在所の男性巡査(30)が拳銃を発砲し、男2人組のうち1人が死亡した事件で25日、死亡したのは中国籍の住所不詳、無職、羅成・元研修生(38)と分かった。同署は羅元研修生を容疑者死亡として公務執行妨害容疑で書類送検する方針。
調べでは、羅元研修生は四川省出身で、04年2月に来日、研修先の岐阜県内で幼なじみの張学華容疑者(37)=出入国管理法違反(不法残留)容疑で逮捕=と再会した。2人は今年2月、研修先を抜け出し、福島県のコンクリート工場で働いていたが、事件前日の22日、知人を頼って西方町に来たという。羅元研修生は今年2月4日で在留資格が切れていた。
張容疑者は調べに対し「強制送還されるのが嫌で逃げた」と供述しているという。【山下俊輔】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060625-00000049-mai-soci