中国ウオッチャーのウオッチャー
中国に興味のある人間が、いろんなニュースや、中国に
住んでいる人のブログやそこに付いたコメントを読んで、
中国の今の状態について、では、中国はどうすればいいと
思うかなどと、ブログを書いている。
わたしも、あちこちインターネットで覗いたニュースをまとめて、
ちょっとだけ自分の意見を書いたりしている。
すると、ここのブログにではないが中国在住の日本人が、わたしが
100%、中国の悪口を言っているのだと受け取ってか、中国を擁護する
コメントを入れてくる。
日本だって、同じ事をしていると言う。中国の方が偉いと言う。
中国は頑張っているのに、日本は頑張っていないと言う。
そうかもしれないが、こちらは中国の悪口ばかり言っているつもりは
ないのに、どうも悪口ばかり言っているヤツというイメージで見られている
のが気にくわない。その方には、何と返事してよいのか分からない。
「中国が嫌いなんじゃない。やり方が非常にまずい。」と言っているのだ。
日本人の観点からではなく、人道的にまずいことを中国はたくさん
していると、文句を言っているのだ。
日本と中国はてっきり日中友好を進めていると、わたしは思っていたから、
ずっと好意的な感情で中国を見ていたつもりだったのに、中国がいきなり
2004年から、おかしくなってきたのだ。
それは、アジア杯での中国人観客の暴動から始まった。
若い中国人のネットの住民が、日本をボロクソに書いているのは
知っていた。中国政府が小学生にも反日教育を施しているのも
知っていた。尖閣諸島に上陸する中国人がいるのも知っていた。
知っているのと、サッカーの試合で日本の国旗や国歌をブーイングで迎え、
怒りをストレートに顔に表す中国人を映像で見るのとは大違いだ。
中国はデモと暴動で日本の国連の常任理事国入りを妨害した。
他国にも金を与えて日本の参加を認めるなと丸め込んだ。
日本の教科書の内容を変えろとしつこく、内政干渉の連続。
潜水艦で、日本を侵犯。調査船で何度も日本を侵犯。
ガス田を連立させて、軍艦で回遊して日本を威嚇。民間機に似せた
偵察機を107回も日本の海の近くまで飛ばして情報収集。
ガス田の話し合いにも応じない。たまに応じたら、尖閣諸島なら
共同開発しても良いなどと、日本の領土を中国の領土のように言う。
やること、言うこと、全てずうずうしい。
中国人のデモの暴動で、壊した日本大使館はまだ弁償していない。
しかも中国政府の偉い人が、「日本に責任がある。」と偉そうに何度も言った。
中国政府の偉い人が、わざわざ名指しで日本の首相に会いに来たのに
いきなり会談をドタキャン。
中国政府の偉い人が、「ドイツ人の友達が言っていた。日本の首相は
バカだと。」の発言。中国のトップがアジアの会議で他の国の前で
「中国国民の気持ちを害しないように。」などと、偉そうに日本首相に
命令した。
また、しつこく何度も日本の首相にどうするべきか、何を
してはいけないか、命令し。その命令を守らないなら
日本の首相に会わないなどと、上からモノを言った。
そういう事をぶっつづけにされて、気を悪くしない国民はどこにあるか?
そういう事を、中国にいては余り情報も入らないせいか、
軽い問題だと受け取り、中国の生活も楽しいですよと書いてくる。
(住めば都で、どこに住んでも慣れると楽しくなるのは当たり前。)
心も考え方もすっかり中国人になっている日本人が、
中国ウオッチャーのウオッチャーになって、批判するのである。
それも言論の自由があるから批判していただいて結構なことなのだが、
こちらは、中国に文句があるから言葉で表現しているのだ。
中国が自国の経済を国際的な基準に徐々に合わせてきているのは、
アメリカが中国に文句をどんどん言うからだろう?
どこの国も中国に文句を言わなければ、中国も進歩しないで、30年前と
同じ状態だったかもしれないではないか?
お互いに、文句を言いながら、少しずつ調整するなり、譲れないところは
譲れないとあきらめさせたりしていくのが、外交だろう。
アメリカが中国に文句をどんどん言ってくれるので、おかげで日本は、
助かっているのではないか?
日本はもっと、周りの国にどんどん文句を言うべきだ。常に周りの国に
文句ばっかり言われて、相手国に合わしているだけではないか。
そればかりか、島やらガスやら魚やら、大切な日本の若者まで拉致され
ている。日本の大事なモノを盗られているだけではないか。
今までの日本は、本当にふがいない国だ。それというのも、軍隊という
後ろ盾が無いから、甘く見られているのだよ。北朝鮮の不審船が堂々と
日本に入ってきていたのも、日本が捕獲したり、威嚇射撃もしなかった
からだろう。麻薬を運んでいた工作船が、反撃して武器を使ってきた時、
日本も使ったら、相手が自爆して証拠隠滅を図ったという事件が以前
あった。日本が毅然とした態度をとれば、北朝鮮もおおっぴらに、
工作船をよこさなくなったのでは?(そのかわり、日本の中古の漁船を
日本の漁民から買って、工作船にしたてているようだが。)
日本政府だって、今までずっと中国寄りの人間ばかりだった。
中国に謝り続け、金も出し続け、東シナ海の調査も許してきた。
中国が台湾にミサイルを飛ばして、脅した時に、それが沖縄付近の
海に落ちたら、「公海だから問題ない。」という日本の首相もいた。
そんな中国に媚びるおじさんが日本の首相だったりしたから、日本も
悪いのだ。愛人が中国政府のスパイで、中国政府にベットの上の
恥ずかしい写真まで撮られているのは有名。
それがバレてもしばらく日本の首相を続けていたからびっくりだ。
日本も中国をつけあがらせて悪かった。
でも、日本の方が中国より悪いように言う人は、もう頭も心も中国化して
きているというしかない。
あんまり長い間、中国にいると、どうしても中国をひいき目に見て
しまうのだろう。日本の会社から遣わされて中国に住んでいる駐在員でも、
日本の本社の対応が悪いので、すっかり日本人や日本が嫌いになっている
ようのだ。そういう人は、中国人になりつつある日本人で、多分日本に
置いてきた妻よりも、身近な中国の愛人を愛する気持ちの方が強くなった
人のように、日本に対する愛も薄れてきている人なのだ。(多分、、、。)
そういう人が、中国の生活も、政府に逆らわなければ安全で楽しいと
コメントするのを読むと、「何も中国にケンカを売れと勧めているのでは
なく、今現在、辛い目に会っている中国人を、哀れむ気持ちは無い
のか!?」と思ってしまう。
自分だけ良かったら、「中国はいい国だ。」と言っていいのか。
経済が右肩上がりの国は、どこの国だって、いい国だろう。
だけど、人間や自然が大事にされていない部分があると、そこを指摘したら、
その度に「日本だって、以前はそうだった。」とか、「日本だって悪い。」とか
言うのは日本ウオッチャーに言っておくれ。
中国も日本も民主的でない部分があって、それで切り捨てられる人間が
いるなら、そこの部分は、誰かが指摘して文句を言わないと、
誰が言うのだ。文句を言える人は、言論の自由がある国にいる人だろう。
言論の自由の無い中国人は、命が惜しければ何も言えない。
だから、中国人の代わりに、文句を言っているのだし、日本人として、
中国に理不尽なことをされていると感じているから文句を言うのだ。
文句を言うなというコメントを他人にもらっても、はいそうですかと黙って
なんかいられるか?
日中友好を願ったのに、見事に裏切られているから、怒っているのだよ。
中国で日本企業のために働いている人は、中国にお金を落とす大事な
お客様だから、中国に大事にされているから、日本にいる日本人の
もやもやした気持ちが理解できないんだ。
でも、意見を言うのは自由だし、コメントの中には真実も隠れている。
中国に長くいる人しか分からない事実も隠されている。
そういうのも知りたいから、コメントは嬉しい。
ただ、内容が既に中国人化しているのが恐い。ここまで中国ウオッチャー
の批判をするワケはなんなのだと思う。
わたしに関して言えば韓国に関心が無いので、結構無視している。
韓国に関心がある人は、韓国のニュースも熱心に読んでいるらしい。
関心があるのは、好きだという証拠でしょう。
そう。わたしは中国が好きなのだ。興味があるのだ。
だからニュースを読むし、中国に住んでいる人のブログを読むのだ。
他の中国ウオッチャーの記事も読む。中国政府には賢い人もいるはず
なのに、日本に対する中国政府の偉い人の言葉と態度は、ドロくさい。
日本人の感情を逆撫でしすぎで、分かりやすい。
わざとケンカを売って日本人を中国嫌いに誘導しているように見える。
わざとやっているなら、ものすごく効果が出ていると思う。
日本人は、アジア杯から、中国人が大嫌いになっている。
軍国化したのではない。多分日本人の日中友好派だった人々が
中国人に腹を立てているのだ。
中国はアフリカには、優しいが、それはどこの国でも
使い分けている外交の技だと、コメントを入れてきた人がいる。
その人も、長く中国に住む日本人だ。
いろんな国に違う顔を見せて、自国の国益を図るのが外交の技なら、
日本が中国に友好を願わない方が、いいのかもしれない。
日本が中国と仲良くしようとすればするほど、中国は恐い顔を
日本にするなら、逆に日本は中国に知らんぷりすると良いのではないか。
つまり、次の首相も、中国に甘い顔をする人間はいらないということ。
東南アジアには、甘い顔をしてもいいが、中国には甘い顔はいらない。
だって、中国の日本に対する態度を見て。去年は中国の軍事訓練の
様子を、台湾と日本だけ呼ばなかったのだよ。
反省するべきは中国政府と中国軍であって日本ではない。
日本は戦後ずっと平和を守り、韓国や中国が日本の島や資源を盗っても
日本はじっとされるがままに、耐えてきているではないか。こんな
平和を愛する国は、どこにある?平和を願うあまりに、周りの国に
やられっぱなしではないか?文句を言うことしか、できていないのが、
現実なのだ。文句を言わなければ、現状は永遠に改善されることはない。
日本の一般人が文句を言って、何が悪い?アメリカが強いのは、
文句を言う市民がたくさんいるからだよ。アフリカ系の人間が文句を
言わなかったら、今でもバスは白人専用席と黒人専用席に分かれていた
だろうし、女性が文句を言わなければ、女性には、今でも選挙権は
無かっただろう。文句を言うのはいいことなのだ。
中国どっぷりの日本人駐在員は、中国人になりつつある。
出てくる言葉が、中国風なのだ。
もうちょっと、日本はどうすればいいか、中国はどうすればいいか、
そんなアイデアが欲しいのだ。
東シナ海のガスは、中国にくれてやれというわけ?
自分は中国で楽しく過ごせているから関係ないのか?
中国政府が、宗教家をこっそり拉致して、生きたまま内蔵を取って
生きたまま焼却炉に入れて殺しても、オカルト集団だから、どんどん
殺せばいいって?
そんな事を言う中国人になりかけている日本人には、
何と返事をしたらいいのか分からないんだ。