あいまいな表現と罰金で、報道規制をする中国。
【北京25日共同】中国全国人民代表大会(全人代)の常務委員会は
25日までの会議で、災害などの緊急事態の際に、メディアの自主的
報道を大幅に規制する「突発事件対応法」の制定に向けた法案審議に
入った。新華社電などが伝えた。
言論規制が強化されるとの懸念が強まっている。
中国版の緊急事態法案とも言えるこの法案は、規制対象として
(1)当局の対応に関する報道
(2)事態拡大などを伝える報道
(3)事態に関する虚偽報道-を列挙。当局が定めた規定に従わず
自発的な報道をした場合は最高10万元(約145万円)の罰金を
科すとしている。
法案は緊急事態の内容について、自然災害や大事故、大規模公害
などのほかに「社会の安全」を脅かす事件も含むとしているが、
具体的な定義は不明。
(共同通信) - 6月25日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060625-00000132-kyodo-int