石炭液化の技術って、日本が中国に技術を与えると最近約束してなかったっけ? | 日本のお姉さん

石炭液化の技術って、日本が中国に技術を与えると最近約束してなかったっけ?

中国の温家宝・首相は21日、南アフリカを訪問し、同国のムベキ大統領と会談した。翌日には南アの企業が中国に石炭液化油(CTL)の工場を増設するための研究を行うことを盛り込んだ覚書が交換され、温首相は調印式に出席するなど、精力的に日程をこなした。22日付で新華社などが伝えた。

 温首相は首脳会談の席で「中国は、南アのアパルトヘイト(人種隔離)に対する闘争や民族和解を一貫して支持してきた。中国と南アの間には深い友情がある」と述べた。これに対してムベキ大統領は「中国は信頼できる友人だ。わが国における反植民地闘争や民族解放のための闘いを中国が支持してくれたことを南ア国民は絶対に忘れない」「わが国の建国後も、中国が支援を行ってくれたことに感謝したい」と答えた。

 また両首脳は南アの人材育成のために中国が2000万元の経済援助を行うことや戦略的パートナーシップを深めることを目指す13の協定に署名した。さらに21日に行われた記者会見で温首相は「南アの繊維産業の安定のために、中国は輸出を自主規制する用意がある」と述べた。

 一方、南アの石油化学会社であるサソール社と中国最大の石炭サプライヤーである神華集団公司などとの間で、CTL工場を中国に増設するための研究を行うことを盛り込んだ覚書が22日に交換され、調印式に温首相も出席した。

 サソール社は2012年までに中国にCTL工場を2カ所建設する計画を固めており、今回の研究は第2弾となる。研究は18-24カ月にわたる予定。同社は将来的には中国に10カ所以上のCTL工場を建設する可能性があると表明するなど中国への進出に積極的だ。なお温首相は22日、タンザニアに入った。(編集担当:菅原大輔)

(サーチナ・中国情報局) - 6月23日

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060623-00000002-scn-cn