非宗教化とすると中国はうるさく突かないのか? | 日本のお姉さん

非宗教化とすると中国はうるさく突かないのか?

麻生太郎外相は22日、自民党の丹羽・古賀、谷垣、河野3派の有志らによる勉強会「アジア戦略研究会」で、靖国神社問題について「国がやるべきまつりごとを一宗教法人に渡していたのが問題だ」と述べ、神社を「非宗教法人化」した上でA級戦犯合祀問題を解決し、政府が維持・管理に関与すべきとの考えを改めて表明した。

(毎日新聞) - 6月22日

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060622-00000119-mai-pol


非宗教化とすると、A級と外国に等級付けられた日本人を「分祀」

できるのかな。非宗教化にすると、天皇も参加できる国の行事に

なるのかな。戦争の時に国のために戦って死んだ人間は、靖国

神社に祭って日本人全員がいつまでも彼らをしのぶと、国が約束

したなら、約束は守らねばならない。それが日本人というものだ。


死んでしまった人々には今さら何をしても気持は届かないのであるが、

彼らの死が無駄にならないようきちんと国として称えてあげることは

必要だろう。今、日本が存続しているのは、アメリカに逆らって

売られた戦争を受けて立ち(とうてい受け入れられないハルノートで

バカにされたからね。)完璧に負けたからかもしれない。


アメリカに負けていなかったら、日本はソ連に叩き潰されていたの

かもしれない。アメリカに負けたから、今の日本が日本のまま残った

のだとも言える。原爆も二発も落とされ、無差別攻撃を受けて多くの

罪も無い市民が焼け死んだ。それでも日本は復興したのである。

アメリカの守りがあったおかげなのではないか。


戦争はもうたくさんだが、日本がヨーロッパに植民地にされるのを

恐れて朝鮮にソ連が下るのを阻止したり、清国を担ぎ出して、満州を

治めようとしたのは事実だ。ヨーロッパにふがいなくやられているだけの

支那(当時の呼び方)をできるだけ日本の安全と繁栄のために、

まとめようと頑張った事実は、とにもかくも歴史に残った。


それを侵略と呼ぶなら、昔は世界は侵略が当然の世の中だったのだ。

支那(当時の呼び方)は、ヨーロッパに侵略されていたのだ。同じように

日本はソ連やヨーロッパに侵略されないために、清国を侵略したのだ。

殖民地は今で言うなら侵略だが、当時は普通の出来事だった。


弱くて文明の利器の無い、蛮人の国は、植民地にされる時代だった。

日本は幸い、近代化された国であったし、植民地化されるのを心底

恐れていた文明国だった。支那(当時の呼び方)がアメリカの助けを

求め、アメリカが日本を中国や東南アジアから追い出そうとするなどと

とは、日本は予想していなかったのではないか。


弱い国を植民地化するのは、どの国もしていたことだからだ。

なぜ、日本だけが、蛮人の住む未開の地を、植民地にしてはいけない

のか。当時の日本には、アメリカ人の心が読めなかったのではないか。


日本人は、日本を近代化された、文明国だと思っていたが、アメリカに

とっては、アジアの黄色い蛮人に過ぎなくて、原爆を落として結果を試す

にはちょうどいい感じの場所だったのだろう。

当時は白人にとっては、有色人種は、一流の人間では無い、下等な別の

生き物に見えていたのではないか?


日本の頑張りのおかげか、偶然なのか、第二次世界大戦からは、

植民地にされていたアジアやアフリカの国々が次々と独立した。

植民地にされるのは、みんな嫌なのだ。

ヨーロッパやアメリカは過去に十分、アジアやアフリカを搾取した。

「嫌だ。」と、逆らったのは日本だけだったのではないか。


植民地化されて、やられ放題だった支那(当時の呼び方)の一部勢力に

すぎなかった共産党が、日本の過去をちくちくいつまでも責めたたて、

日本から多額の援助金をせしめて発展した。


日本企業を呼び込んで利益を受けているくせに、自国の若者を反日で

憤慨しっぱなしの状態にし、日本の宗教にまで難癖をつけてきているが、

いいかげんにしないと日本人が中国政府を嫌いになってきているのが

分からないのか。


自国の愚民政策は、効果が出ていて、インターネットで激しすぎる反日

に走らないよう制御しているようだが、日本人が今までの中国の無礼に

怒っている事は、問題だと思わないのか。


特に、40代から50代の日中友好組が、総じて中国に激しく怒りを覚えて

いるのだが、なぜだか分からないのか。恩を仇で返して、「日本に責任が

ある。」などと言うことが、どれだけ失礼な事であるのか、考えた事は無い

のか。日本人の性格を理解する人間は、中国共産党内にはいないのか。


麻生太郎外相は、靖国神社問題について「国がやるべきまつりごとを

一宗教法人に渡していたのが問題だ」と述べ、神社を「非宗教法人化」した

上でA級戦犯合祀問題を解決し、政府が維持・管理に関与すべきとの

考えを改めて表明したが、自分の考えをはっきり言える人は偉いと思う。

これに関する中国共産党の意見など聞く必要は全く無い。

非宗教化したって、中国はいろいろ難癖を付けてくるからだ。


中国にとっては、靖国神社のことなど、どうでもいいことなのだ。とにかく

日本を戦争の加害者だったという過去に縛りつけ、いつまでも中国に謝らせ

賠償金としての援助金を搾り取れるだけ取ろうとしているだけなのだ。


第一、共産党の人間は神さまの存在を認めておらず、宗教そのものを

否定している。「人間は進化してできたのに、霊なんか存在するわけが

ない」と、中国の政治家は、平気で日本に来て言うのだ。そんな国の人間

に、いくら日本の宗教観や心情を説明しても、彼らには理解できない。


自爆テロを実行して死ねば、死後に処女が待つ天国に入れると、

イスラム過激派が信じて、罪も無い一般人を殺すのを、日本人が

理解できないのと似たようなものではないか。

無宗教の中国人には、宗教を理解することはできない。

色の区別ができない動物に色の名前を教えるようなものだ。

中国人に日本人を理解してもらおうと、努力するのも空しいことだ。


今後、靖国神社を非宗教化しても、中国はうるさく突いてくるだろう。

ようするに今のままでも同じことになるだろうが、日本として一番良いと思う

ことを粛々と行えばよいだけの話だ。

中国にそれぞれの国の考え方や思想の違いが存在する事を認めさせて、

内政干渉されないようにするとよいだけだ。何を言われても

「内政干渉だ。」と、中国は突っぱねているではないか。

図太い中国に習って、何を言われても気にしないことだ。


中国は、靖国神社を理由にアメリカの日本に対する感情を変えようと

必死に工作しているが、アメリカのためには非宗教化するのは、良い

考えかもしれない。どちらにしても、日本にはこれだけは譲れないという

プライドや宗教観はあってもいいと思う。イスラム教の国だって、自分の

考えを貫き通して、アメリカにある程度尊重してもらっている。


日本は、強く言えばいくらでもひれ伏す国だと、中国やアメリカに思われて

いるのがダメなのではないか。戦後60年、平和を守り、他国を援助し

世界で良い影響を与えてきた歴史に、もっと自信を持ち、これからは

他国に舐められない用意をしないと、今後韓国に対馬を軍艦で占領され

ても、尖閣諸島を中国に軍艦で占領されても、盗られっぱなしになると

思うが、それでいいのだろうか。


今は、アメリカの力を利用しながら、日本には上手く立ち回って欲しい。

周辺諸国の平和への努力に信頼して作った憲法九条など、改正しようが

しまいが、どの道、あれは一つの「願い」としての価値しかないのである。

日本は、独立国として、自国の領土を守るという、「普通の事」ができる国で

あるべきだ。