中国で薬物中毒患者が78万5千人
【北京22日共同】中国国家禁毒委員会は22日、ヘロインなどの麻薬や「アイス」と呼ばれる覚せい剤の常用者が昨年末で78万5000人に上ったと発表した。前年比約6000人減だが、ヘロイン常用者の69%が35歳以下と、若年層の薬物中毒が依然深刻なことが明らかになった。
発表によると、ヘロインの大半はタイ、ミャンマー、ラオスの3カ国にまたがる世界有数の麻薬生産地「ゴールデン・トライアングル(黄金の三角地帯)」から、一部はアフガニスタンから密輸されている。また、雲南省や沿岸部などでアイスの密造が急増している。
中国当局は昨年、薬物事件で5万8000人を摘発し、ヘロイン約6・9トン、アイス5・5トンなどを押収。アイスの押収量は前年の2倍に上った。
(共同通信) - 6月22日
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