アメリカ人は真実がお好き!? | 日本のお姉さん

アメリカ人は真実がお好き!?

昨日の朝、いつものように時計代わりに付けているテレビのニュースを


聞き流しながら、バタバタと会社に行く用意をしていると、どこかで見た


ことがある日本語が上手いアメリカ人が、テレビでなにやら興奮して


何かを言っている。


何でも、9.11はアメリカ政府の陰謀だたという証拠を集めているとか


言っている。日本人のニュースキャスターも、


「へえ~!アメリカの陰謀だったんですか~!!」なんて、安易に


相づちを打って応えていた。


まだ証拠も揃っていない、ニュースにしてはいけない段階の疑惑に、


へえ~なんてニュースキャスターが応えてもいいのだろうか。


タダでさえ、インドネシアなどのイスラムの国では、9.11がイスラム


過激派の仕業だなんて信じたくないものだから、「あれはイスラエル人


の陰謀だ」と、ほとんどのインドネシア人が信じているのだ。


その証拠にイスラエル人は、あの朝、会社に誰も出勤しなかったなどと


言っているのだ。イスラエル人も外国人もいつものように出勤してきて、


ビルと一緒につぶれて死んだというのが事実だ。ユダヤ系のアメリカ人も、


インド系もアジア系も、みんな等しくテロリストの犠牲になった。


それが事実だ。


インターネットも都合の良いデマを流すには良い武器だ。最近では、イ


ンドネシア人は、イラクでは、イラク女性がどこかの警察の監獄に入れら


れて毎日何十人ものアメリカ人に入れ替わり立ち替わり犯されているから


殺しに来てくれとインターネットで助けを求めているというデマを根拠も


無く信じている。そのデマに吊られてインドネシア人は、アメリカを激しく


憎んでいるのだ。まったくインターネットは、すごい武器だ。


9.11事件がアメリカ政府の陰謀だなどという、アメリカに不利になる


ような話しは、証拠が出てから記事にしろ!


ようするに、最初のニュースも、後から出た疑惑も、何でも全て鵜呑みに


しないようにして、同じニュースが他に出ているか調べてから信じるといい。


最近では、「ニュースでは、こう言っているが、違うかもしれない。」と、


ちょっと疑うようにしている。本当に証拠が出そろったら、それが信じたく


ない事でも、本当なのだと受け入れるのがいいと思う。


アメリカは、イラクが大量破壊兵器を持っていると言って戦争を始めたが


本当に持っているなら、それがどこにあるのか調べないといけないし、


ピンポイントで、その場所を爆撃しないといけない。フセインはもっと早く


視察団を受け入れるべきだった。


イラクは、核を持っていないが持とうと努力していたし、パレスチナの


自爆テロで死んだ人の家族に援助金を与え、テロを奨励していた。


その辺がアメリカに嫌われたのだろうと思っていた。とにかく、大量破壊


兵器は言い訳で、アメリカはイラクを攻める別の理由があったのだろう


とわたしは、思っていた。


イラクが石油をユーロ建てで世界に売ろうとしていたので、アメリカに


嫌われたという人もいる。アフリカ人やアラブ人は、アメリカはイラクの


石油が欲しいから戦争を仕掛けたんだと言っている。


本当のところは何だろう。分からないことは、分からないままにして


今後追求していけばいいだろう。


日本人としては、イランや北朝鮮の方がイラクより危ないように思うが、


アメリカは北朝鮮を潰すと難民がどっと中国や韓国や日本に溢れて


悪さをするから、危険過ぎると思ったのだろう。


一般人が、何でも想像でモノを言うのは簡単だ。でも、ジャーナリストは


いやしくもテレビと言う大量宣伝の機器を使って情報を流す仕事をして


いる身なのだから、ちゃんと証拠を揃えてからモノを語って欲しいのだ。


「今、アメリカ政府が9.11をしくんだ張本人だという証拠を集めている。」


と、日本語が上手いアメリカ人が言えば「へ~!そうなんですか!」など


感心したように言うのは変だと思った。


アメリカには、言論の自由があり、人々は自由に好きな事を言ってもかま


わない良い国だ。アメリカ人も、情報の渦の中で、真実を探そうといろいろ


自分で探しているのだと思う。だけど、まだ未確認の情報を、日本語の


上手いアメリカ人が興奮して、日本で朝のテレビのニュース番組で、


ニュースでもない「タダの疑惑」を垂れ流すのは正しい事なのでしょうか?


そのアメリカ人が言うには、


9.11の事件は、アメリカがアフガニスタンやイラクに攻めていくために、


アメリカ政府がしくんだことだ。なぜなら、イスラム過激派の乗っ取った


飛行機がツインタワーに突撃して炎上したとき、爆発音が聞こえた。


その後、ビルが上から崩壊しだした。ビルは3部に分かれて組まれて


いたのに、次々と上から崩れた。ビルがそれぐらいで崩壊するなんて


ありえない。つまり、アメリカ政府の陰謀なのだなんて言うのだ。


いったい、彼はアメリカの味方なのか?気のせいかアラブ系にも見えて


きたよ。二つめのビルは、二機目の飛行機が飛び込んだ後も、炎上


していなかったのに、ビルは壊れた。だから最初から仕掛けがして


あったのではないかという疑惑が持たれていると言う。ビルがあれ


ぐらいの衝撃で壊れることはありえないからという論理だ。


あり得ないぐらい近代的なビルは弱かった。飛行機で突っ込んでくる


テロリストを予測して作ったビルではないからだとも言える。


ぜひ、実際に同じビルと飛行機を用意してビルがどうなるかという実験を


して見せて欲しい。


アフガニスタンの北部同盟は、何度もアメリカに援助を願いタリバンと


共に世界中で勢力を広げつつあるイスラム過激派の事を警告していた。


アメリカ政府は、貧しいアフガニスタンの要請などに耳をかさず、ずっと


知らんぷりをしていた。


すでに世界の各地でイスラム過激派はアメリカを相手にテロを繰り返し


ていた。それでも、アメリカはイスラム教徒が自由にアメリカに出入り


するのを許し、大型飛行機の操縦の訓練に励むのを自由にさせていた


のだった。アメリカの自由は、テロリストにとっては使える武器であったし、


アメリカの発明したインターネットも武器であった。


テロリストは敵の便利な持ち物を使って、敵と戦うものだ。


アメリカの言論の自由も、アメリカ人にとっても武器であるが、アメリカの


敵にとっても武器となるだろう。アメリカにとって悪いウワサを証拠もなく


日本で流す人や、インドネシアでインターネットでユダヤ系アメリカ人や


アメリカ兵のデマを流す人、アメリカで日本の悪口を大手新聞の記事に


載せる人など、言論の自由の名の下にいろんなデマが飛び交っている。


情報という武器を上手く使う国や政党が今後、世界を支配しそうな気が


する。日本の新聞も中国や韓国に情報操作をされているようなので、


読む方も気を付けていないといけない。


9.11の事件は、アメリカ政府がイスラム過激派のアメリカでの動きや


アフガニスタンからの情報を無視した結果だ。


いつの時代でも、世界の支配者となる国は、世界の半分から嫌われる


のだ。多分ローマ時代でも、ローマは嫌われていただろう。


国と国が自国の国益を求めてぶつかり合えば、負けた国は当然相手を


憎むし、復讐をたくらむ国が出てくるのは当然。アメリカが全世界に


好かれるなんてありえないではないか。自分たちが一部の国に嫌われて


いるという認識が無かったなんて言わせない。9.11事件の前にも、


アメリカの国内で、テロがあったし、アフリカでは、2ヶ国同時にアメリカ


大使館がテロリストに襲われた大きな事件があった。


アメリカは移民や、留学生や、不法滞在者たちに、自由にさせすぎた


のだ。アメリカ人がその事をアメリカ政府に責めるなら意味が分かるが、


9.11の事件でビルをわざと爆破したのがアメリカ政府で、イラクに


攻めて行きたいからその口実にするためだなんて、日本の朝のテレビで、


アメリカ人の口から聞くとは驚いた。日本人が「へ~。」と鵜呑みにしない


で、真実を探り続ける事に期待したい。


アメリカには、言論の自由があるから、いろんな情報を自由に発信できる。


情報が渦巻く中で、本当に証拠が揃った事を事実と認めるようにしないと、


後から出てきた疑惑に対して、全部「そうだったのか。」と言うクセは、


まずいと思う。J・F・Kは、政府に殺されたとか、マリリン・モンローは、


政府に毒殺されたとか、月に降りた映像はスタジオで作ったとか、


アメリカは月には降りていないだとか、わたしが知っているだけでも


いろんな疑惑が次々と出ているが、そこから学ぶべき事は、何でも


鵜呑みにするな。自分で確かめろということだ。


日本人の友達が、「アメリカは月に降りてないんだよ。」などと、言うのを


聞くと、何だか嫌になる。「そういう疑惑もあるね。」と応えているが、


日本人はどうも、ミソもクソもごっちゃになったアメリカ発の情報を、


新しく来たモノ順に全て信じているように見えて不気味だ。